CREATION_206号
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置かれた環境のなか、自己実現は自分次第大学時代にしかできないことに挑戦した4年間CREATION NO.206 2020.711松山大学は、私が入学した年が創立90周年。もうすぐ100周年を迎えますが、これからも新しいことに挑戦し、新しい風を吹かせることで、県外・四国外からの学生も増やし、全国に松山大学の名前を轟かせてほしいと思います。私も仕事に励むことで、OGとして松山大学をより一層盛り上げていきたいです。 高校時代から世界史に興味があり、大学1年次に世界史検定2級に合格。3年次には愛媛大学との単位互換制度を利用し、松山大学のカリキュラムにはない世界史を学びました。在学中、「置かれた環境のなかでいかに自己実現に努められるか」を自分で考え、行動したことで、自らの視野やフィールドが広がり、現在の仕事にも役立っています。 広島県出身ですが、就職活動は愛媛県の金融・保険業界を中心とし、会社説明会を通じて先輩社員に惹かれて当社を志望しました。入社後、我々のパートナーとしてお客様に保険を販売している代理店の経営支援や、法人のお客様への営業に同行しています。代理店の社内体制を築いていくことに責任の重さを感じる一方、若手社員の裁量権が大きく、自らがリーダーとなって業務を進めることができるので、やりがいを感じています。 当社には「Our Eight」という八訓があり、「三実」と重なる部分が多いと感じています。例えば「礼を重んじる」「人に関心を示す」「相手軸を意識する」は、「忠実」に通じる考え方であり、私自身も大切にしている観点。「真実」「実用」についても社会に出てからその意味の重要性を理解し、日々実践しています。営業をしていて感じることは、周囲に松山大学出身の方がとても多いということです。これは松山大学の長い歴史の賜物であり、これまで何度も助けていただきました。これから創立100周年に向け、今度は私自身が後輩たちの役に立てるよう、より一層頑張っていきたいと思います。 松山商業3年のときに夏の甲子園で優勝。その決勝戦での「奇跡のバックホーム」が話題となり、大学入学後も取材をしていただきました。やがて取材する側であるマスコミに興味を持つようになり、現職場に入社しました。 大学4年間は野球中心の生活でしたが、勉強との両立を心掛けました。主将になった4年次のとき、春の明治神宮大会(全日本大学野球選手権大会)に出場できたことが、学生時代の最高の思い出。当時、80人前後の部員がおり、野球の技術的なレベルはもちろん、野球に対する考え方も一人ひとり違っていました。主将としてチームをまとめるのに苦労しましたが、いろんな人の話を聞き、自分で考えるようになったおかげで視野が広がりました。また恩師から「高校時代のことは過去の勲章として大切にし、今は大学時代にしかできないことに挑戦しろ」という言葉をいただいたことで、自分自身をしっかり見つめられるようになりました。 校訓「三実」は、今でも私の仕事の基本。「真実」を包み隠さず伝え、謙虚さを大切にし、お互いの意見を尊重しあう「忠実」な関係を築き、「実用」の教え通り、生活や仕事の役に立つ情報を届けていきたいです。2017年 人文学部社会学科卒東京海上日動火災保険 株式会社愛媛自動車営業課2001年 経営学部経営学科 卒株式会社 愛媛朝日テレビ営業局営業部 副部長待遇Yell for MATSUDAIKODAMA KanamiYell for MATSUDAIYANO Masatsugu小玉 香名美さん矢野 勝嗣さん

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