CREATION_206号
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チーム名 : ファルコン1 (井上、宇都宮、近藤、田頭、奈村、森)チーム名 : ファルコン2 (石丸、酒井、堀本、松岡、丸岡)実社会に通用するマーケティングの思考を行動化していく貴重な体験授業の内容をリアルな現場で再確認できた 新商品の「珠泡」か既存商品の「瀬戸内限定品」か、どちらに取り組むか選択するとき、もともとの地名度で一定の売上げが見込める既存商品より、戦略をゼロから考えていける「珠泡」に魅力を感じました。最初は大規模な「珠泡」PRイベントを開催し、メディアで広報して全国から広く集客しようと考えていました。しかし中間発表会で 「イベントに必要なスタッフや予算の確保はどうするのか」「費用対効果はどのくらいあるのか」など、自分たちが考えられていなかった、マーケティング企画として検討すべきリアルな内容の範囲の広さと深さについて気づかされました。 日本の美や瀬戸内海の美しさをコンセプトにした「珠泡」の魅力と、瀬戸内の地域の魅力を両輪でアピールしていかなければいけない。そう考え、SNSに「珠泡」の公式アカウントを立ち上げました。魅力的な商品を通し、全国に地域の魅力を発信していきたい、プレゼント企画もやってみたい。チーム全員の力と、新しく得た社会人としての目線を取り入れ、自分たちらしいプロモーション戦略を実現していきたいと思っています。 「珠泡」のターゲット世代に近い私たちだからこそ、「何かできそうな予感がする」と思いました。先生には何度もご指導をいただきましたが、実際に出される新商品のマーケティングに、学生がこれだけ深く関わらせてもらえるのは滅多にない機会だと思い、プレッシャーよりも楽しみな気持ちが大きかったです。 私たちはレデイ薬局と全国のツルハグループ以外での販売先を増やすために、空港やサービスエリア、道後の土産物店などでプロモーションを考え、これから具体化させる予定です。またメディアへのPR活動も考えています。各方面へ向けて資料を作成するときは、初めての人にも提案内容の主旨や目的、メリットを理解してもらえる〝わかる資料〟にしなければいけないという、求められる水準の高さに最初はついていくだけで精一杯。今後はユニリーバの営業の方と商談に同行し、生の現場で交わされるやりとりを目の当たりにできることを、とても楽しみにしています。この活動に携わるまでは、どこか受け身なところのある自分たちでしたが、「社会で使える人になりなさい」と先生がおっしゃってきたことが理解できつつあります。CREATION NO.206 2020.75チーム「ファルコン1」が立ち上げた珠泡のSNS <@setotama_gram>キックオフミーティングで商品の魅力をしっかり学んだ。

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