CREATION_208号
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税理士を目指して松山短期大学入学を決意顧客の事業発展のため挑戦の日々は続く※「父母の会」の役員を務め、会長「高校時代、会計と簿記を勉強    が、松山へUターンする際に仕事していて、漠然と税理士という夢がありました」と話す重松さん。高校卒業後、県外で働いていたについて、奥様の実家から「夢があるなら勉強しては?」、人生の師と仰ぐ方からも「遠回りかもしれないが、仕事にはベースとなる能力を高める〝学び〟が必要」とのアドバイスを受けた。そうして、松山短期大学の入学試験に挑戦して合格。30歳の決心であり、2人目のお子さんが生まれたタイミングでもあったという。在学中は17時に仕事を終えると頭を切り替え、大学へ。21時に帰宅し、夕食後に知人宅へ行って勉強しましたが、辛いと思ったことはなかったですね。税理士になるという夢があり、後悔や不安はなかったからでしょう」。卒業時には学業成績優秀者として表彰され、税理士試験にも見事合格。2004年3月に事務所を開業した。それからは「誠心誠意、感謝の心を忘れず、お客様の幸せを願う」を信念に、様々な企業の経営支援に携わっている。「中小企業の事業発展と、多くの経営者の目標を手助けする仕事がしたい」と重松さん。まだまだ挑戦の日々は続くようだ。プライベートでは2人のお子さんが松大生という縁から8年間、就任後は学生の教育環境の充実を図るための諸施策を立案。また日本税理士会連合会の寄附講座を松山大学で開講している。「たった2年間の学生生活でしたが、卒業してからも縁の深さを感じています」。OBとして、母校の発展を見守る眼差しが温かい。CREATION NO.208 2021.111SHIGEMATSU Osamu1997年3月 松山短期大学卒※「保護者と大学との協力によって子女の教育の充実を図る」ことを目的として1973年に設立。全在学生の保護者が会員となって運営される組織勉強も大事ですが、信頼できる友人をつくること、課外活動でコミュニケーション能力を身に付けることなどが、社会で活躍する上で重要だと思います。できるだけ早く将来の目標を立て、学生のうちに何をすべきか考えて実行しながら、楽しい学生生活を送ってください。海外 ● 米・ベトナム国交正常化、ペルーの日本大使公邸を左翼ゲリラが襲撃・人質占拠 ほか国内 ● 東京外為市場の円相場が1ドル79円台、オウム真理教・松本智津夫を殺人容疑で逮捕、松山地区の電話市内局番が3桁に、松山商業が夏の甲子園で優勝、大型倒産相次ぐ ほか学内 ● 愛媛大学(医学部除く)と単位互換協定調印、50年記念館(図書館増築棟)竣工 ほか24時まで勉強した。「人生で一番後輩へのアドバイス学生時代プレイバック 1995.4〜1997.3重松修税理士事務所所長税理士重松 修 さんInterview Special30 歳からの再出発。夢の実現に遠回りはないOB・OG

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