CREATION_208号
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全力で取り組んだ部活動で社会人に匹敵する経験を積むプロジェクトを運営しながら人材育成に携わっていきたい谷本さんの学生時代は、部活動と切り離して語ることはできない4年間だったそう。「子どもを対象としたボランティア活動を行うVYS部と、生協学生委員会Wizが生活の中心でした。部活動では子どもたちに楽しんでもらえる企画について、仲間と毎日のように議論し、練習していました」。子どもたちの保護者はもちろん、1週間学校に泊まり込みのキャンプでは学校・地域の人たちへの事前交渉や説明会を実施し、相手が理解できるように説明することの難しさ・楽しさ・達成感を学んだという。「メンバーの育成にも力を入れていて、〝後輩がのびのびと活動できる場所〟にするにはどうしたら良いか常に考えていました。それは社会人になった今でも変わっていません」と当時を振り返る。  卒業後、システム営業を7年経験した後、子どもの誕生を契機に転職。現在は、松山にいながら全国の大企業を相手にしたインサイドセールスを行う企業でリーダーを務める。「相手が見えない電話営業にはテクニックが必要です。息づかいや相■で相手との距離感がわかってきて、会話のコントロールができるようになった頃に、この仕事の〝面白さ〟がわかるようになりました。大学時代にいろいろな人と接し、交渉してきた経験が生きていると思います」と語る。現在はチームリーダーとして3つのプロジェクトを担当しながら、常に要望の一歩先を見据えた行動を意識して仕事に取り組んでいる。同時に人材育成にも力を入れており、人が成長していくことを実感できたときに喜びを感じるという。谷本さんの今後がますます期待される。部活動での経験が人生設計の礎となるCREATION NO.208 2021.113TANIMOTO Kazuyuki2008年3月 経済学部経済学科卒ブリッジインターナショナル 株式会社サービス統括本部 インサイドセールスマネージャー大学時代の4年間は長いように思えて、あっという間です。“参加より参画”の考えで、指示待ちではなく、自ら企画・運営をする精神で何事にもチャレンジしてください。その経験は社会人になったときに必ず生きてきます。悩むよりもまずは行動です!海外 ● 土佐礼子選手(松大出身)アテネ五輪女子マラソン5位入賞、中国経済が高成長 ほか国内 ● 衆院選で自民圧勝により郵政民営化法成立、年金記録未統合5,000万件が判明 ほか学内 ● 西宮温山記念会館「有形登録文化財」として登録、薬学部医療薬学科(6年制)・大学院社会学研究科(修士・博士)・大学院言語コミュニケーション研究科(修士)・東京オフィス開設 ほか後輩へのアドバイス学生時代プレイバック 2004.4〜2008.3谷本 和之 さんInterview SpecialOB・OG

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