CREATION_208号
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16CREATION NO.208 2021.1社会人基礎力育成事業産官学連携事業伊予市の特産品を使い、伊予農業高校生が開発する料理やお菓子などのメニューを、松大生が消費者目線でさらに磨きをかけて改良を加え、市場にプロデュースするプロジェクト。今年度は「えひめシュークリームキャンペーン2020(10/24〜11/15、愛媛県・愛媛新聞等が主催)」に参加するため、伊予市の特産食材を使ったシュークリームを開発。上記期間中、伊予市内の事業所で実際の商品として販売する取り組みを行った。● 概要参加学生人数/28名(3年次生:23名、2年次生:3名、1年次生:2名)連携先/伊予市、伊予農業高等学校担当/経済学部 松本 直樹教授● 成果① チョコっとしいたけクランチシューカリッと揚げた乾しいたけの食感と香ばしさを楽しめる。販売店/新岡製菓② 伊予しいたけのポットシチューシューしいたけのクリームシチューがシューにたっぷり!販売店/ウェルピア伊予※1月末まで、引き続きランチバイキングにて提供中!③びわ葉茶の塩麹クリームシューびわ葉茶のほろ苦さと塩麹の塩味で、ほど良い甘さに。販売店/ガトウ・ド・キリシマ※キャンペーン終了後も引き続き販売中!シチューシューは食べるまでの過程が楽しめるものに。チョコ×乾しいたけは反対意見もありましたが、最終的には乾しいたけがクランチの役割を果たし、好評の声をいただけました。プロジェクトでは、社会人基礎力の一つ、主体性を発揮することの大切さを学びました。しいたけ班 チョコっとしいたけクランチシュー&伊予しいたけのポットシチューシュー担当上田 瑠音さん 経済学部経済学科3年次生びわ葉茶のほろ苦さ、塩麹の甘じょっぱさにクリームがマッチし、大人な甘さを演出できたと思います。大きなやりがいはもちろん、主体性も大きく身に付きました。今後の就職活動では、この経験をもとに自信をもって臨みたいです。塩こうじ班 びわ葉茶の塩こうじクリームシュー担当松田 清太さん 経済学部経済学科3年次生新型コロナの影響を受けながらも、可能な方法を模索できたことは、学生たちにとって大きな財産となったはず。 iProject! もまもなく10年目、経験したOB・OGが、今度は企業側の立場でプロジェクトに関わっていただけると楽しいだろうと考えています。伊予市経済雇用戦略課 係長 木曽 智仁さん地域に根ざし、開かれた大学を推進する「社会連携室」。コロナ禍の2020年度、学生たちの元気なパワーがより求められた1年となった。地域を元気にしたいとの強い想いを持ち、取り組んだ2つの事業について紹介。新型コロナウイルス感染症拡大により、首都圏を中心に養殖マダイの需要が落ち込み、生け簀に大量にマダイが滞留している問題を受けてスタート。課題解決に向け、学生たちが愛南町の養殖現場で取材・撮影した動画などを南海放送と連携して制作。SNSや動画配信を活用したプロモーション活動を主体的に行い、全国への需要喚起や販売促進を行った。ぜひ松山大学の知的・人的財産を、地域・企業の活性化にご活用ください!● 概要参加学生人数/6名(4年次生:1名、3年次生:2名、2年次生:1名、1年次生:2名)連携先/南海放送(株)、愛南町担当/経営学部 檀 裕也教授● トピックス① 愛南町フィールドワーク8月、学生たちは愛南町へ向かい、マダイの養殖場を見学したり、さばき方を学んで食べたり。地元の人たちと交流を深めながら現状を把握し、マダイについての知識を深めた。その様子をSNSやYouTubeで発信。② eスポーツ大会「撃鯛杯」開催10月、愛南町主催によるeスポーツ大会「撃鯛杯」を開催。マダイ100匹をかけて戦う熱戦を学生たちが中継し、YouTubeで配信。全国から170名が参加し、マダイのPRにひと役買った。丸谷 英里さん 経営学部経営学科4年次生社会連携課 TEL:089-926-8246まずは感謝の気持ちでいっぱいです。学生たちの情報発信は158,300件を超える閲覧数(12月3日現在)となり、愛南町の映像なども世界に発信されて問い合わせがありました。皆さんの学びと今回の事業で得たSNSでつながるコミュニティに接点を見いだしていただき、さらなるプロジェクトの広がりを期待しています。私の地元の商店街も過疎が目立ち、活性化につながる活動を大学のうちに体験したくて参加。愛南町で見たものをSNSで発信したり、未経験だったYouTubeの動画編集に携わったりすることができ、とても楽しかったです。この活動を少しでも多くの方に周知し、愛南町のマダイを食べていただけたらうれしいです!愛南町水産課 課長補佐 濵 哲也さん愛南マダイ応援隊プロジェクト@MU_Renkei地域・企業と“つながる”松山大学を目指してiProject! (アイプロジェクト)社会連携活動と学生パワーで地域に貢献!社会連携室のチカラ

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