CREATION_209
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4CREATION NO.209 2021.4自己発見今を大切に自分の頭で考える学園創設の三恩人学生時代は、将来の自立に向けた準備期間でもあります。この間に、自分は何者か、何がしたいのか、そして何ができるのか、今何をすべきかを考え、実行するようにしてください。私の専門の言語学では「未来」は時制ではなく、頭の中に存在しています。4年後を考えることは重要ですが、もっと大切なことは今をしっかりと見つめて、楽しみ、生きることです。短期大学での学習を通じて、自分の頭で考える楽しさを実感してもらいたいと思います。「学び方」を習得することにより、社会に有為な人材になってください。NAKAMURA MasatoKURASAWA IkuoMIZOGAMI Tatsuya か とう つね ただ たく せん加藤恒忠(拓川)翁  (1859〜1923)松山市出身。第5代松山市長。松山高等商業学校設立運動の中心的な推進役として本学創設に多大な貢献をした。俳人正岡子規の叔父にあたる。MATSUMOTO NaokiSAKURAI KeiichirouFUNAHASHI Tatsuya にった ちょう じ ろう おん ざん新田長次郎(温山)翁   (1857〜1936)松山市出身。「学校運営に関わらない」ことを条件に、設立資金として巨額の私財を投じ、松山高等商業学校(本学の前身)を創設した「学園創設の父」。経営学部長 中村 雅人法学部長 倉澤 生雄松山短期大学学長 溝上 達也経済学部長 松本 直樹人文学部長 櫻井 啓一郎薬学部長 舟橋 達也 か とう あき かど加藤彰廉先生 (1861〜1933)松山市出身。松山高等商業学校の初代校長。第1回卒業式において「実用・忠実・真実」※を説いた訓示は校訓「三実」に確立されている。※現在は「真実・実用・忠実」と表記している。この言葉の専門的な意味は法学部で学んでいきますが、まずは、きちんと考えること、そして、それを正しく相手に伝えること、これらを自覚的に行える人間になってほしいと思います。コロナ禍の中、大学の施設や制度を自由に利用しにくい状況です。とはいえ受け身にならず、授業や部活動でも主体性発揮の気持ちを忘れないようにしてください。学生生活では失敗を恐れずに、希望を持ってさまざまなことにチャレンジしてください。結果はどうであれ、素晴らしい人生の糧となるものが得られるでしょう。真実真理に対する「まこと」である。皮相な現象に惑溺(わくでき)しないで、進んでその奥に真理を探り、枯死した既成知識に安住しないでたゆまず自ら真知を求める態度である。 実用用に対する「まこと」である。真理を真理のままに終わらせないで、必ずこれを生活の中に生かし、社会に奉仕する積極進取の実践的態度である。 忠実人に対する「まこと」である。人のために図っては己を虚うし、人と交わりを結んでは終生操を変えず、自分の言行に対してはどこまでも責任をとらんとする態度である。意思表示主体性マシマシで!希望

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