CREATION-210号
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3認知バイアスが避難の判断を誤らせる 自然災害が起こるたびに人的被害が発生するのはなぜなのか。行政やメディアから危険を知らせる情報を受けても、避難行動を取らない人が多いことが過去の災害から分かっています。危機に直面したとき、我々の判断を誤らせる原因の一つに、情報を自分に都合よく解釈してしまう「認知バイアス」があります。人的被害をなくすためには、災害と防災に関わる情報をどう伝えれば良いのか、「災害時の避難行動〜災害情報の受け手に影響を与える認知バイアスとは〜」というテーマで研究を続けています。 地震・津波だけではなく、風水害や土砂災害、火山災害の現場に赴き、被災者や行政職員などにヒアリングやアンケート調査をしていくうちに、人が危険を認知する際に起こるバ人文学部社会学科准教授森岡 千穂【略 歴】1992年4月 東京大学文科Ⅲ類 入学1995年4月 東京大学社会情報研究所教育部 入所1996年3月 東京大学文学部社会心理学科 卒業1997年3月 東京大学社会情報研究所教育部 修了1997年4月 (株)建設技術研究所東京支社情報技術部 入社2001年4月 京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻 修士課程 入学2003年3月 京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻 修士課程 修了2003年4月 東京大学大学院人文社会系研究科社会文化研究専攻   2011年3月 東京大学大学院人文社会系研究科社会文化研究専攻 2011年4月 松山大学人文学部社会学科 講師   2013年4月 松山大学人文学部社会学科 准教授社会情報学専門分野 博士課程 入学 社会情報学専門分野 博士課程 修了CREATION NO.210 2021.7MORIOKA Chiho情報は受け手の都合で都合よく解釈されるものそのことを前提に有効な発信手法を探る

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