CREATION_223号
8/20

私    7 マに、関連する文献や論文の発表、ディス家族社会学や福祉社会学などを専門分野とする吉武理大准教授。2年次後期と3年次前期のゼミでは、「現代社会における家族・福祉と格差・貧困」をテーカッションを通して、文献収集、調査や分析、考察などの研究の方法を学ぶ。3年次後期からは、各自の関心があるテーマについて、先行研究を整理し、問いを定めて調査を行い、研究を進めていく。「3年次の早い段階から卒業論文をコツコツ準備できるのも魅力に感じました」と志望理由を語る久米井さん。計画的に学べる吉武ゼミでは、「物事を効率的に進めるために必要な段取り力が身に付きます!」と3人は口をそろえる。ゼミでは、事例やデータから読み取る力、考えを文章化する力を養うこと、ディスカッションや発表の経験を積むこと、インタビュー調査やアンケート調査などの手法を習得することなどを目標に掲げている。学生自身が先行研究を整理して、学術的な意義や社会的な意義を考えたうえでテーマを設定し、調査などから卒業論文を執筆できるよう、2年次の段階から準備を進めていく。学生は自身が興味のある問題を社会学的に研究しており、久米井さんは「学校現場で行われている平和教育」、神野さんは「高齢者のQOLの向上と生きがいの関係性」、由雄さんは「聖地巡礼が地域にもたらすもの」と、卒論のテーマもまさに三者三様。吉武准教授の学びに対する姿勢に感銘を受け、1年次の基礎演習から指導を受けている神野さんは「相手に伝わる文章の書き方やインタビューの手法など、基礎をしっかりと固められたのは先生のおかげです。社会学とは?という核の部分を学び、社会的に研究する意義を考えた上で取り組むことができました」とたち、吉武ゼミ生です!ダ探ツミ「段取り力」が身に付く計画的な学びの環境社会学的に研究する意義を考え卒論に挑むCREATION NO.223 吉武 理大 准教授社会の身近な問題に目を向け、課題解決に向けて主体的に考えることができる社会人を目指す。YOSHITAKE RioMATSUYAMA UNIVERSITY EDUCATION SITE座談会学生メンバー「先生は気遣いの人! 私たちが悩んでいるときにはやさしく声をかけてくれるんです」と神野さん。講義前の束の間のおしゃべりが楽しいという左から、久米井完太さん、神野麻央さん、由雄咲愛さん(4年次生)学びの現場にフォーカス!イマ訪ゼ人文学部社会学科社会学的に考察する研究の手法を実践的に学ぶ吉武 理大ゼミ

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る