CREATION227号
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国家公務員採用試験という巨大な壁に挑戦する自らの判断や行動が成果に直結する手応えに在学中に国家公務員試験Ⅰ種に合0    格し、法務省に入省した高江さん。現在は奈良県田原本町の町長として活躍している。学生時代はバックパッカーとして東南アジア、南アジア、中東諸国を訪問。現地の人々との交流や文化との接触を通して、高江さん自身の価値観は大きく変化し、3年次の夏休みには人生の転機となる機会を得た。「シリアの宿で経済産業省に内定していた東大生と出会い、視野の広さや知識の深さに驚かされました。その人から『啓史なら受かるから、国家公務員採用試験に挑戦してみたら?』と勧められたんです」と高江さん。そこから寸暇も惜しんで勉強に打ち込み、見事松山大学で初となる国家公務員試験Ⅰ種の現役合格者となった。法務省で4年、内閣官房でさらに3年半の年月を過ごし、国家の中枢で重要な業務を数多く経験する。そこで得「自治体の仕事は、省庁の仕事に比べ強い手触り感があります。町長は自治体の長として施策のすべてに責任を持ちますので、大きなやりがいを感じつつ、いっそう気を引き締めて臨む思いです」と話す。次々と改革に取り組み、住民が幸せを感じられるまちづくりを進める高江さんに、多くの人が期待し、親しみを寄せている。まちの未来を切り拓く高江さんの挑戦を、松山から私たちも応援したい。た知識と知見、人脈は高江さんの人生におけるかけがえのない財産となった。2018年に国家公務員を辞し、監査法人トーマツで経験を積み、202年に高江さんの妻の故郷・奈良県へ。田原本町役場で部長級ポストの公募があり採用、2022年に副町長に就任。翌年には当時の町長から町長戦への出馬を打診され、2024年に35歳で全国最年少町長(当時)となる。INTERVIEW11▶▶▶学生時代にPL AY BACK (2007.4~2011.3)座右の銘世界陸上2007大阪大会女子マラソンで土佐礼子選手(1999年人文学部卒)銅メダル獲得・北京五輪内定、サブプライム問題、北京五輪開催、リーマン・ショック ほか海外消えた年金記録問題が発覚、民主党政権成立、事業仕分け、派遣切り増加、小惑星探査機「はやぶさ」地球に帰還、東日本大震災発生 ほか国内大学院言語コミュニケーション研究科(修士)開設、東京オフィス開設、愛媛大学と教育・研究交流協定締結 ほか学内後輩へのアドバイスCREATION NO.227奈良県田原本町 町長TAKAE Hirofumi2011年3月 法学部法学科卒トルコで現地の人や日本人旅行者と。伝統行事「蛇巻き」に参加し、収穫祈願自分のことを信じ、自分に限界をつくらずに挑戦してほしいです。自分の人生に責任を持つことができるのは、他の誰でもない自分だけです。難い現実はありますが、そう信じることがすべての始まりであると確信しています。「必ず道は開ける」とは言い「 人々の幸せのために地域の未来を切り拓く 」    さんOBINTERVIEW

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