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2018年02月09日

経営学部経営学科 松下真也ゼミ

会計学の知識を身につけ、フィールドへ展開
理論の実践を試みることにより
社会問題に取り組める有為な人材を育成する

理論を学び、フィールドへ
社会問題に果敢に挑む

会計学を専門分野とする松下准教授のゼミのテーマは「会計理論の社会実践」。
 会計学は、企業あるいは人の活動を、金額等の数値に置き換える手段と捉えることができる。例えば、商店が店頭に置く品物のラインナップを考えるとき、何をどこに陳列すれば店により多くの利益を生むことができるか。松下ゼミでは、これまで経験や勘に頼っていたそのような意思決定を、数値に基づいた説得力のある意思決定に変えるというアプローチにより、社会問題の解決に取り組んでいる。
 「簿記が好き」「銀行員を目指しているから」など学生の志望理由は様々だが、経営学のなかでも特に会計学を選ぶのは、やはり数値に関心を寄せる学生が多いという。3年次生の松本さんもその一人だ。「高校の商業科で簿記を学んだとき、暗記した計算式や数値が何の役に立ち、企業にどう生かされているのかを知りたくて、松下先生のゼミなら学べると思いました」と振り返る。
 ゼミの進め方としては、まず2年次で会計学の基礎理論を学習、3年次では学んだことを総合的に生かし、社会問題の解決へ向けたグループワークを実施。実際に社会に出て、学生が自分たちで段取りを行い、インタビュー調査をしながら研究を進める。「フィールドに出ることは、ある意味で自分の知らない専門外の世界に出合うということ。まったく知らない世界で結果を出すことの難しさに直面するとともに、様々な人たちが自分たちの研究を手助けしてくれることに感謝の気持ちを持ち、社会に貢献したいという気持ちを養うことを目標としています」と松下准教授。フィールドワークを経験した二人の笑顔からも研究の充実ぶりがうかがえる。

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