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2021年04月13日

法律の理論家として中立かつ多角的に物事と法律を俯瞰し必要な提言を行う

理論家として重要なミクロとマクロの視点

実務家は必然的に目先の問題解決が重要になりますが、我々学者=理論家は全体のバランスを取って、様々な提言をするのが役割です。私の理論はまだ実務に大きな影響を及ぼしてはいませんが、長い時間をかけて変革していく一助となれればと思っています。
 学生には「物事は被害者の見方、加害者の見方、実際にはないけれど神様の見方があり、それぞれの立場で見え方が変わるので、それぞれの意見をよく聞いて、誰にも味方しない中立の立場で判断できるようになりなさい」と言っています。泣いている人の味方をしたいという気持ちは崇高かもしれませんが、泣いている人が常に正しいとは限りません。
 「六法全書は丸暗記するのではなく常に携行し、必要があれば引きなさい。ただし、どこに何が書かれてあるのかは覚えなさい。ミクロの視点は大事ですが、マクロの視野を忘れてはいけません」と常に伝えています。「その解釈でいいのか、全体の中でどういう位置付けになるのか」を同時に踏まえた考え方ができるようになってほしいと願っています。

2009年にミネルヴァ書房から出版された『やわらかアカデミ ズム・〈わかる〉シリーズ よくわかる刑事訴訟法』にて、各種 手続きについて執筆した原稿が掲載されている。

 

法学部法学科准教授
松田 龍彦 MATSUDA Tatsuhiko

略歴

1992年 中央大学法学部法律学科卒業
1996年 同 法学研究科刑事法専攻博士前期課程修了 修士(法学)
2001年 同 法学研究科刑事法専攻博士後期課程単位取得退学

          同年より 中央大学兼任(非常勤)講師、埼玉工業大学非常勤講師

2003年 東京国際大学非常勤講師を経て、

2005年 松山大学法学部専任講師
2007年 同 准教授(現在に至る)

この記事は松山大学学園報「CREATION」NO.209でご覧いただけます。

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