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短期大学

入学式式辞

平成30年度 松山短期大学入学式 学長式辞

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんの入学を心から歓迎します。保護者の皆様におかれましては、ご入学を迎えられ、さぞかしご安堵なされているものと拝察いたします。本日、新入生の皆さんを本学に迎えるにあたり、多数のご来賓ならびに保護者の皆様のご臨席を賜り、平成30年度松山短期大学入学式を挙行できますことは、本学の光栄とするところであり、教職員を代表して心から御礼申し上げます。
 新入生の皆さんが、本学の学生として自信と誇りを持ち、勉学や課外活動などに励んでいただくことを願って、最初に松山短期大学の歴史と教育理念である校訓「三実(さんじつ)」の精神についてお話しておきたいと思います。
 松山短期大学は、大正12(1923)年に創立された旧制松山高等商業学校にその起源があります。松山高等商業学校創設に当たっては、新田長次郎、加藤恒忠(つねただ)および加藤彰廉(あきかど)の協力があり、この三名の方々は本学創立の「三恩人」と呼ばれています。教育家であり、山口高等中学教諭、大阪高等商業学校・校長を歴任された後、北予中学の校長となった加藤彰廉は、当時の松山市長であった加藤恒忠に、この松山の地へ高等商業学校の設立を提案しました。この提案に加藤恒忠は理解を示し、友人である新田長次郎に高等商業学校を設立するための資金の支援を依頼されました。そして、松山市出身で、当時、日本初の工業用革ベルトの開発を遂げて製革(せいかく)業において成功し、世間からは「東洋の製革王」と呼ばれていた新田長次郎が高等商業学校設立の提案に賛同し、「学校の運営には関わらないこと」を条件に、設立資金として巨額の私財を投じ、わが国の私立高等商業学校としては三番目となる松山高等商業学校を創設されました。その後、松山経済専門学校、松山商科大学を経て、平成元年に松山大学と改称し、95年を経た現在では5学部6学科に5研究科を擁する総合大学にまで発展してきています。松山商科大学設立当初より、定時制高校に在学する勤労学生を中心に、夜間短期大学の開設が強く要望されました。昭和27(1952)年に、愛媛県と松山市からの助成金も得て、松山商科大学に、夜間に開講する修業年数二年の短期大学部が併設校として開設されました。平成元(1989)年に、学校法人が松山商科大学を松山大学に改称した際に、松山短期大学と改称し、現在にいたっています。
 本学は、教育理念として「真実」、「実用」および「忠実」の三つの「実(じつ)」からなる校訓「三実」を掲げてきました。松山高等商業学校の初代校長となった加藤彰廉が創唱した校訓「三実」の精神は、第三代校長田中忠夫によって、真実とは「真理に対するまこと」、実用とは「用に対するまこと」、忠実とは「人に対するまこと」であると説明されています。
「三実」を現代風に解釈すると、「真実」および「実用」は学びの態度、「忠実」は人としてのあり方を示しています。「真実」とは、既存の「知」に満足することなく、真理を求めるために自ら学び、究め続けようとする態度です。「実用」とは、「知」を単に知識として学ぶだけでなく、自らの生活や仕事の中に活かすべく、常に現実的な問題を念頭に置きながら学ぶ態度です。「忠実」とは、人間関係や社会において、他者と誠実に向き合い、倫理的な態度はもとより、積極的に人と交わり、自らを謙虚に、そして互いの意見を尊重し共有しようとする態度です。校訓「三実」は、本学で学ぶ皆さんが拠り所とすべき教訓です。
 若い皆さんは、1年は長いと思っていても、2年間は過ぎてみるとあっという間です。ぜひ明確な目標を持って2年間を過ごしてほしいと思います。本学には様々な分野を専門とする教職員がいます。また、職業人として経験豊かな教職員もいます。皆さんが抱いている目標を達成するために本学の教職員は支援を惜しみません。社会で活躍できる有為な人材になるために、充実した学生生活が過ごせるよう、教職員一同、皆さんを支えます。皆さんが将来について抱いている目標や希望に向かって、これから一歩一歩進んでいきましょう。皆さんがご卒業を迎えられるとき、自らの目標を達成できていますよう祈念して、式辞といたします。

平成30年4月3日
松山短期大学
学長 溝上 達也

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