地域公共部門でグランプリ獲得―香川ビジネス＆パブリックコンペ―　

平成28年11月26日(土曜日)、香川大学にて「香川ビジネス＆パブリックコンペ2016」(主催：地域事業構想サポートプロジェクト実行委員会)の公開審査会が開催され、本学の川染彗さん(人社4年)が坂本知恵里さん(愛媛大学4年)と共同で企画提案した「廃校を活用した香川県における就活の拠点づくり」が地域公共部門のグランプリに選ばれた。この大会において、学生のグランプリは初受賞となる快挙である。　　　

このコンペは、香川発の独自のビジネスアイデアを募り、香川大学や地元企業らが事業化を後押しするもので、地域活性化を目的に2013年度から取り組んでいる事業。今年は「あなたが香川で実現したい、香川をもっと元気にするアイデア」をメインテーマに、事業化を支援する「ビジネス部門」と、行政に提案する「地域公共部門」に合わせて71件の応募があり、この日は、一次審査をクリアした各部門5組(10案)のプレゼンが行われた。
　2人は自身の経験を基に、移動の多い就職活動中の憩いの場や情報交換の場に、機能性の高い「廃校」を使うことを提案。また、地域資源を活用できる上、災害時の避難場所にもなるとも考えた。こうした取り組みが、香川県に就職する人を増やすことにつながると強調した。

この提案された企画は、今後、県や市の行政のプロジェクトとして実現される予定。川染さんは「私たちの提案を高く評価していただき大変光栄です。就職後も、可能であればこのプロジェクトに携わりたいと思う」と笑顔で語ってくれた。