薬剤師のためのフィジカルアセスメント研修会を開催

平成29年2月26日(日曜日)、本学9号館(薬学部棟)にて、第12回松山大学薬学部卒後教育講座「薬剤師のためのフィジカルアセスメント研修会―在宅医療連携を目指す薬・薬・学連携―」が開催され、本学卒業生を含む県内勤務薬剤師21名(薬局薬剤師13名、病院薬剤師8名) が受講した。
　これは、平成28年度愛媛県薬剤師支援事業「在宅医療に係る薬剤師の育成」の後援を受け、愛媛県薬剤師会・愛媛県病院薬剤師会・本学薬学部の共催 (薬・薬・学連携) として実施したもの。

この講座では、基本的なバイタルサインの採集・測定機器の手技修得、患者シミュレータを用いたフィジカルアセスメントの実践など実技中心の研修会プログラムが実施され、受講者は今後の業務に活かそうと真剣な面持ちで取り組んでいた。

現在、フィジカルアセスメントに関する教育を受けた薬剤師は少数にとどまっているが、医薬品の適正使用、副作用の早期発見、医療チーム内における薬効評価等、薬剤師が積極的な薬学的管理を行うためには非常に有効なスキルと考えられており、関心の高い分野の一つとなっている。本学も地域からのニーズに応えるべく、この研修会を今後も継続して開催していく予定である。