「温山会創立90周年記念シンポジウム」を開催

シンポジウムの様子

平成29年4月21日(金曜日)17時30分から本学カルフール・ホールにて、温山会創立90周年記念シンポジウムが開催された。
　「今、伝えたいこと―これからの未来を担う若人たちへ―」と題して、4名のパネリストが2名のコーディネーターとともに本学の現状と課題、今後の展望について活発な意見を交わした。当日は、OB・OGや学生合わせて約500名が来場し、真剣な面持ちでこれからの大学を共に考える姿が見られた。

パネリストの一人で株式会社リアルワールド代表取締役社長の菊池誠晃氏(本学経営学部平成12年卒)は「学んで行動する、知識を知恵にすることがこれからの人材に求められている。新しい社会の在り方、人生の価値を提供でき、そのような学生を生み出す大学になって欲しい」と当時を振り返りつつ本学へ期待を寄せた。

本学への思いを熱く語る菊池氏

また、学生パネリストの山内優花さん(本学経済学部4年次生)は「学びの環境や制度が充実しており、自分の取り組み方次第で可能性は無限に広がる。大学は、しっかりと考えて行動することができる人材を輩出できるように支援してはどうか」、平尾勇人さん(法学部4年次生)は「学業面以外でもチャレンジできる環境が松山大学にはある。自分の強みや得意なこと、やりたいことを早く見い出せるようにしてはどうか」と在学生の視点から現状を分析、提言した。

これらを受けて、熊谷太郎副学長は「皆さんから頂いた貴重な意見をしっかりと受け止め、溝上学長のもと多様化する社会で活きぬく力を養成できる地の拠点を目指したい。また、校訓『三実』に基づく教育に即し、明確な目的を持って取り組めるカリキュラムを編成し、学生に提供することで、意欲を持って行動でき、社会に有用な学生を一人でも多く輩出できる大学となるように努めたい」と更なる飛躍を誓った。

各々の視点から提言するパネリストら