松山大学では、本学学生と桜うづまき酒造株式会社(松山市八反地71 代表取締役 篠原 成昌)、農業団体 きりぬき(松山市北条 代表 鈴木 隼人)の3団体コラボレーションにより、愛媛の柑橘(甘平・レモン)を使用したリキュール「推し柑(おしかん)」を昨年に引き続き開発いたしました。

 昨年スタートした本プロジェクトは、桜うづまき酒造ときりぬきでコラボ商品を企画しようと話が進んだ際、お酒離れが進むといわれる若者を販売ターゲットとするにあたり、若者の意見を聞きたいと本学学生にお声がけいただいたことがきっかけでした。また愛媛県産の規格外柑橘を利用するにあたり、SDGsの目標である「つくる責任つかう責任」の達成に貢献できることから、本学も協力する運びとなりました。

 なお、みかん農家きりぬきの代表は本学の卒業生でもあり、今回は本学学生、卒業生、地元企業により生み出された商品でございます。

 つきましては、下記日程にて“推し柑”第2弾のお披露目式を開催いたします。

「推し柑」お披露目式 開催概要

  • 開催日時:2025年1月15日(水曜日) 11時30分~12時15分(11時00分受付)
  • 開催会場:松山大学樋又キャンパス1階 アカデミック・ソーシャル・コモンズ
  • 出席者:

    桜うづまき酒造株式会社 企画部 徳永 美野里(とくなが みのり)様

    きりぬき  代表 鈴木 隼人(すずき はやと)様

    PUBLIC HOUSE「はま」 代表_ _長野 さくら(ながの さくら)様 

    Homiy Design 代表_ _大西 穂波(おおにし ほなみ)様

    松山大学 学長・社会連携室長 池上 真人(いけがみ まさと)

    経済学部経済学科4年 別宮 健斗(べっく けんと)

  • 式次第:

    1.ご 挨 拶 学長・社会連携室長 池上 真人(いけがみ まさと)

    2.商品説明 桜うづまき酒造株式会社様・きりぬき様

    3.学生発表 経済学部経済学科4年 別宮 健斗(べっく けんと)

    4.ご挨拶_ _きりぬき代表 鈴木 隼人(すずき はやと)様

販売概要

  • 商品名:推し柑(おしかん)
  • 販売価格:1,000円(税込1,100円)
  • 商品内容:アルコール15%、容量300ml、愛媛県産甘平・レモン使用
  • 販売場所:桜うづまき酒造直売所 他

開発にあたって

桜うづまき酒造株式会社 企画部 徳永 美野里さん

人々の想いと力を巻き込みながら未来へしなやかに伸びていきたい、地域との繋がりを模索する中で2023年にスタートしたのが「推し柑」プロジェクトです。松山大学さん、農業団体きりぬきさん、桜うづまきがコラボレーションし、愛媛生まれのリキュールを製造するこの企画も2年目となりました。力を惜しまずご協力くださった関係各所の皆様には、心よりお礼申し上げます。「推し柑」は、規格外柑橘を原料に使用することで食品ロス対策に繋げる、大学生が社会連携活動できる機会を作ることで教育の一助を担う、地元産にこだわり製造したものを消費することで地域貢献ができる、SDGs(持続可能な開発目標)の理念に基づいた商品です。味わいとしては、普段から日本酒や焼酎を飲み慣れている方にこそ飲んでいただきたいリキュールに仕上がりました。今年ベースとしたのは、清酒を搾る際に必ず出る酒粕から製造し、価値を再定義してお客様へと循環させた粕取焼酎です。甘平のまろやかな甘さをレモンの酸味と粕取焼酎で引き締めた配合は、松山大学メンバーの皆さんが考案したものです。アルコール分が15度ありますので、オンザロックで濃厚に、また炭酸水で割っても良し、お好みに合わせた飲み方ができるのも特徴です。

きりぬき 代表 鈴木 隼人さん

今年の推し柑の柑橘である「甘平」は愛媛が誇る最高級品種ですが、高いクオリティが求められる反面、糖度や色合い、大きさなどの選定により製品になりきれなかった規格外品が多く出る品種でもあります。今回はそんな甘平の果汁を、同じく瀬戸内で潮風をいっぱい浴びたレモンと贅沢にブレンドした一品となりました。規格外品も、農家さんが同じ手間ひまをかけて大事に栽培されたことは間違いなく、このように加工品として有効活用されたことは農家さんも非常に喜んでおられるようです。

経済学部経済学科4年 別宮 健斗さん

昨年に続いて「推し柑」の開発に再び携わることができ、大変嬉しく感じています。今回、最も頭を悩ませたのは製品名をどうするかです。昨年「推し柑」という名前が決定しましたが、今年は「推し柑2」にするのか、サブタイトルを付けるのかなどのさまざまな案が挙がりました。名前次第で今後の開発に大きな影響を与えます。そのためかなり慎重に話し合い、最終的には昨年と同じ「推し柑」となりました。名前だけでなく味やラベルもこだわり、昨年同様お酒造りの難しさを感じました。大学生で2回もお酒造りに携わるという貴重な経験できました。こだわったお酒であり、ぜひ皆さんに手に取って味わっていただきたいです。

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