作田 良三ゼミ

企業経営・職場環境づくりを労働者のメンタル面から考察し、身近な興味からフィールドワークを展開する作田ゼミ。
多角的な思考からストレス社会を生き抜く力を育む。

≪今回お話を伺った方≫

経営学部教授 作田 良三 SAKUDA Ryouzou
4年次生 仙波 世吏佳さん SENBA Serika
3年次生 新田 昂良さん NITTA Takara
3年次生 近藤 恭史さん KONDO Takafumi
※年次等は取材当時のものです。

メンタルケアの基礎を学び資格取得にも挑戦

現代社会においてストレス耐性やメンタリティが尊重される背景を探り、職場管理の実状や各人に求められるメンタルケアのあり方などを考えていく作田ゼミ。2年次にはストレス社会やメンタルケアの基礎を学ぶ過程で、関連する「メンタルヘルス・マネジメント検定」の資格取得も目指す。合格はもちろん、一つの目標ではあるが、将来の就職活動を視野に入れ、意欲的に試験に取り組む姿勢を身につけることや、合格という達成感を経験することもねらいの一つ。資格取得を通して学びに対する意識が変わったという学生も多く、4年次の仙波さんは「就職活動の中でも資格を持っていることで自信につながりました。大きな達成感や学ぶ楽しさを実感でき、そのほかの資格取得にも挑戦しました」と話してくれた。

身近な興味をテーマとし自ら発見する楽しさを実感

3年次にはチームでテーマを設定し、企業へのインタビューや学内でのアンケート調査などを通して問題解決に取り組んでいく。テーマは2年次までの学習にこだわらず、学生主体で自由に決めるのも特徴だ。「自分が関心あるテーマを設定することで、研究を身近に感じて取り組んでほしい」と作田教授。さらに、松山や愛媛にいるからこそアプローチできるテーマや調査方法を意識することで、より自分たちだけのオリジナルなテーマにたどり着く学生も多い。その結果、自ら発見する楽しさを実感したり、オンリーワンの研究成果をあげることができ、後の自信につながっているという。愛媛・高知の出版社から全国展開している「ランチパスポート」をテーマに選んだ3年次の新田さんは「実際に取材をすることで、ビジネスとしての仕組みを理解し、そこから新たなテーマを発見したりして成長を感じています」と。チームのメンバーはもちろん、先生とも積極的にコミュニケーションをとりながら意欲的に取り組んでいた。

チームワークを大切に成功体験を社会でも活かす

作田ゼミを志望する学生は、組織内のコミュニケーションやリーダーシップ、人材育成など「人との関わり」に興味のある学生が多く、授業でも意見交換や質問が積極的に行われ活気ある雰囲気。2年次にはゼミ旅行があり、スポーツ大会を開催するなどゼミ生同士の交流も盛んだ。卒業ゼミ旅行を計画中の仙波さんも「本当に仲が良く、いつも助けられています」と話してくれた。「ともに学ぶ仲間意識を大切にしてほしい」と作田教授。自分が苦手な部分をチームワークで乗り切ったり、チームのために自分の得意分野を発揮したりすることは、成功体験として社会でも大いに活かせるという。また「人を引っ張っていくのではなく、人が動きやすいようにサポートできる社会人になりたい」と、3年次の近藤さん。グループワークを通してチーム内での役割を自覚することで、自分自身と向き合うきっかけになった。内外に広く向けられた視点を通して、メンタルケアの根本となる多角的な思考を一人ひとりが自然と育んでいる。

私たちが作田ゼミを大好きな理由

大切な仲間や先生が心強い& 資格もとれる!

(1)先生が親身になって、とことんサポートしてくれる。世界各地で買ってきてくれるお土産も楽しみ。
(2)2年次のゼミ旅行で一気に仲良くなれる。イベントが多く、3年間で築いた友情は一生の宝物。

「ランチパスポート」の取材のため、発行元の出版社へ。出版の仕組みや新規ビジネスの展開などの話を通し、“地域活性化”という新たなテーマを発見したという。
3年次には2年次での学習内容にこだわらず、自分たちが 興味のある身近なテーマをグループで設定。企業へのイ ンタビューや学内でのアンケートなどで研究を深めていく。

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