2025年10月10日(金曜日)から18日(土曜日)、人文学部英語英米文学科4年の大政陽菜さんが公益財団法人日韓文化交流基金が主催の「大学生訪韓団」の一員として韓国を訪問しました。
このプログラムは、韓国への理解を深めるとともに、日本の魅力を現地に発信し、日韓両国の未来志向の友好関係構築を目的としたもので、全国から選抜された大学生とともに現地での文化交流や意見交換を通じて相互理解を深めました。
―大学生訪韓団に参加しようと思ったきっかけは?
2年前のイギリス留学中、韓国人の友達ができたことで文化の違いを知り、韓国に対する興味が高まりました。また、残りわずかな学生生活で、最後に何か新しいことに挑戦したいと思い応募しました。
―訪韓団の団員として、どんな活動をしましたか?
日韓国交正常化60周年「両手を携え、より良い未来へ」というテーマのもと、老若男女問わずたくさんの方々と交流を深めました。「日韓交流おまつり2025 in Seoul」でのブース運営、訪日団とのフィールドワーク、韓国外交部や在大韓民国日本国大使館公報文化院での講義聴講、ホームステイなどを行いました。
―現地の方と交流して、特に印象に残ったことは何ですか?
日韓交流おまつりでの経験です。私は日本のマナー・文化クイズチームの受付を担当しました。ブースに来てくださった方々とできるだけ韓国語で話したのですが、私は韓国語が初心者レベルだったので、対応に苦戦しました。それでも現地の方が真剣に耳を傾けてくださったことが嬉しかったですし、韓国語をもっと勉強して話せるようになりたいと思いました。


―行って良かったと感じたこと何ですか?
多くの人が積み重ねてきた努力によって、今の日韓交流が成り立っていると実感できたことです。私は韓国ドラマやK-POPなどの流行を通して、韓国を身近に感じていましたが、その背景にある歴史や人々の思いを直接知る機会がほとんどありませんでした。今回のプログラムで、普段はあまり訪れないような場所に行かせていただき、非常に貴重な9日間となりました。
特に、大韓民国歴史博物館を訪れて韓国の視点から日韓の歩みを学んだこと、そして2001年に新大久保駅で人助けをして犠牲になった故李秀賢さんのお母さまとの懇談を通して、日韓のより良い未来に向けて「私には何ができるのだろう」と考えるきっかけになりました。
―今後の目標を教えてください。
訪韓団を通じて新しい環境に飛び込み、さまざまな価値観と出会う楽しさを実感しました。これからも広い視野をもって行動し、学びを深めたいと思います。







