買い物難民問題と地域づくりの未来を考える—経済学部藤井ゼミが大洲市豊茂の意見交換会に参加—

2025年10月19日(日曜日)、経済学部藤井孝哉ゼミの3~4年次生が、大洲市の豊茂コミュニティセンターで開催された地域づくりの意見交換・懇親会である「豊茂の未来を考える会」に参加しました。ゼミでは9~10月に豊茂地区のフィールドワークを実施しており、そうした研究活動の一環でもあります。

意見交換・懇親会には約30名が参加し、4グループに分かれて意見交換を行いました。学生は各グループのファシリテーターとして話し合いをとりまとめ、全体で報告し、意見・情報を共有しました。また、終了後の懇親会では猪鍋や刺身が振る舞われ、会食を通じて交流を図りました。
会に参加した西脇賢斗さん(経済3年)は「豊茂に訪問して日常の買い物が難しい環境であることを実感しました。意見交換では移動販売やミニスーパーの仕組みづくりなどさまざまな改善案が挙がり、自分自身も地域をどう再生できるかを主体的に考えるきっかけになりました。買い物難民問題への対策は、生活の質を守るうえで欠かせないテーマだと改めて感じました」と話してくれました。また、豊茂出身である後藤葉音さん(経済4年)は「私たち学生と豊茂の住民・自治会の皆さんが話し合ったことは、少子高齢化が進み先行き不安となっている豊茂の未来を考える良いきっかけです。豊茂に必要なのは若者を受け入れる土壌であり、今後私たちがどのように関わっていけばいいかはっきりとした気がします。今回の会を通して築いた関係を活かし、出身地である豊茂の地域づくりへの貢献と、自身の卒業論文作成に向けて頑張ります」と話してくれました。

藤井ゼミでは、豊茂において地域住民のウェルビーイングを向上し、交流・関係人口や移住者らの受け入れが可能となるようなプラットフォームを形成していけるよう、自治会と連携しながら地域づくり活動に参画していく予定です。

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