法学部5ゼミが社会課題をテーマに議論—法学部基礎演習Ⅰ合同ディベート大会—

2025年11月6日(木曜日)、13日(木曜日)、20日(木曜日)の3日間にわたり、近年恒例となりつつある法学部基礎演習Ⅰ合同ディベート大会が開催されました。今年は、井上ゼミ、倉澤ゼミ、高嶋ゼミ、牧野ゼミ、牧本ゼミの5ゼミが参加し、計5試合を実施しました。
今大会では、各ゼミから2チームを出してそれぞれ試合を組み、ジャッジはその日に試合が組まれていないチームが分担して行いました。ディベートの論題は、昨今の社会的課題を含みつつ、異なる立場から法律論を展開しやすいテーマを、ゼミ担当教員間の協議により決定しています。今大会の論題と試合の組み合わせは、以下のようになっています。(赤字が勝利チームです)

  • 11月6日(木曜日)
    論題:日本はヘイトスピーチを法律で禁止すべきか。
    会場①牧本B(肯定) vs 倉澤A(否定)【ジャッジ】井上B、高嶋A、牧野A
    ※同点引き分け
    会場②井上A(肯定) vs 高嶋B(否定)【ジャッジ】倉澤B、牧本A、牧野B
  • 11月13日(木曜日)
    論題:愛知県豊明市「豊明市スマートフォン等の適正使用の推進に関する条例」を支持するか否か。
    会場①井上B(肯定) vs 牧野A(否定)【ジャッジ】倉澤A、高嶋B、牧本B
    会場②高嶋A(肯定) vs 牧本A(否定)【ジャッジ】井上A、倉澤B、牧野B
  • 11月20日(木曜日)
    論題:公的機関(自治体や警察)による山岳遭難者に対する救助活動について、ヘリコプターの出動等の救助活動の費用を本人や家族の「自己負担」とするべきか。
    会場①牧野B(肯定) vs 倉澤B(否定)【ジャッジ】討論者以外すべて

今年は初めて同点引き分けの試合が生まれるなど、互いに実力が伯仲した好試合がいくつも生まれました。
ディベートでは、立論内容の検討に加えて、立論を補強する資料の準備や、相手側の主張を想定した反論の用意など、事前の対策が重要です。しかし、試合本番では、臨機応変な対応力や、他ゼミの学生・教員の前で堂々と議論をする精神力など、事前準備とは異なる力も求められます。
勝った側の学生も負けた側の学生も、今回のディベート大会を通して、自分がどのようにチームに貢献できたか、また今の自分に不足している力は何かを、客観的かつ相対的に見極めることができたのではないでしょうか。
こうした気づきが、今後のゼミ活動や大学生活の中で、みなさんのより一層の成長につながっていくよう、教職員一同心から願っています。

ディベートでは、立論内容の検討に加え、立論を補強する資料の準備や、相手側の主張を想定した反論の用意など、事前の対策が重要です。しかし、試合本番では、臨機応変な対応力や、他ゼミの学生・教員の前で堂々と議論する精神力など、事前準備とは異なる力も求められます。
勝った側の学生も負けた側の学生も、今回のディベート大会を通じて、自分がどのようにチームに貢献できたか、また今の自分に不足している力は何かを、客観的かつ相対的に見極めることができたのではないでしょうか。
今回のディベート大会で得られた気づきや学びが、今後のゼミ活動や大学生活におけるさらなる成長につながることを期待しています。本学では、こうした取り組みを通じて、学生の主体的な学びと成長を今後も支援してまいります

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