経済学部 井草 剛教授が「日本地域経済学会 奨励賞(論文の部)」を受賞

井草 剛教授(筆頭著者)の論文「地域産業比較分析に関する計量経済モデルの開発――地域鉄鋼業(浦安市、名古屋市、松山市)の比較を通して――」が、日本地域経済学会「奨励賞(論文の部)」を受賞し、2025年11月29日(土曜日)の授賞式で表彰されました。地域産業を比較する計量モデルを整備し、鉄鋼業の規模の経済性と生産の質を同一枠組みで定量化。浦安市・名古屋市で収穫逓増、松山市で収穫一定を示すとともに、企業11社への聞き取りで解釈を補完しました。

井草 剛教授のコメント
このたびは本論文をご評価いただき、誠に光栄に存じます。本研究では、地域産業の比較において重要となる「規模の経済性」と「生産の質」を、より一般的な前提で測定できる枠組みとして提示しました。推定結果は、企業への聞き取り調査によって解釈を補い、数値と現場実態を往復する形で検討しています。今後は他産業・他地域への適用を進め、実証研究と政策議論をつなぐ研究として発展させてまいります。

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