薬学部の武智研志准教授が「第18回臨床薬理振興財団研究大賞」を受賞

このたび、公益財団法人臨床薬理研究振興財団が発表した2025年度「第18回臨床薬理振興財団研究大賞」において、本学薬学部の武智 研志 准教授が選出され、表彰を受けました。

本賞は、同財団が過去に贈呈した「研究奨励金」による研究報告書の中から、特に革新的で今後のさらなる発展が期待される研究を顕彰するものです。

受賞対象となった研究テーマは「リアルワールドデータを用いたオキサリプラチン誘発末梢神経障害の予防薬検討」です。抗がん剤治療に伴う末梢神経障害は、患者のQOL(生活の質)を著しく低下させる深刻な副作用であり、臨床現場ではその予防・治療法の確立が喫緊の課題となっています。今回の受賞は、革新的な研究手法としてリアルワールドデータ解析を導入した点に加え、がん治療における副作用軽減という臨床的意義の高さ、さらには将来的な治療ガイドライン策定への応用可能性が評価されたものです。

受賞にあたり武智准教授は、「この度、臨床薬理振興財団研究大賞という栄誉ある賞をいただき、大変光栄に存じます。患者さんの生活の質を守るため、臨床現場に直結する研究をさらに発展させてまいります。」と、今後の研究活動への意欲を語りました。

表彰盾を手にする武智准教授
受賞者との集合写真

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