経済学部井草ゼミの2チームが全国大会決勝進出―ジャカルタでの実地調査と質的研究力が高く評価―

経済学部井草ゼミから2チームが、「日本学生経済ゼミナール第71回大会」の予選を突破し、2025年12月13日(土曜日)に関西大学千里山キャンパスで開催された決勝大会に出場しました。日本学生経済ゼミナールは、全国の経済学部・経営学部・商学部の学生が参加する日本最大規模の学生学術大会であり、各ゼミの研究力・分析力・発信力が総合的に評価される場です。今年度はプレゼン部門のみで開催され、各チームは審査員の前で研究成果を発表し、直接講評を受けました。予選大会はオンライン形式で実施され、各分科会において原則1位・2位(参加チーム数が多い分科会では3位まで)が決勝大会へ進出します。

今回決勝に進出した井草ゼミの両チームは、インドネシア・ジャカルタにおける現地フィールドワークを基盤に、インフォーマル経済で働く人々の実態を質的調査によって丁寧に分析しました。現地でのインタビュー、参与観察、生活環境の記録などを通じて得られた一次データを、ゼミで体系的に学んできた質的研究手法に基づいて整理・考察し、単なる事例紹介にとどまらない学術的な分析へと昇華させた点が高く評価されました。

特に、都市ジャカルタにおける若年女性労働や露天商の役割といったテーマを、制度・生活・ジェンダー・都市構造と結びつけて多角的に捉えた点は、審査員からも高い関心を集めました。学生自らが仮説を立て、現地調査によって検証し、論理的に発表するという一連の研究プロセスを実践できたことは、本ゼミの教育成果を示す好例といえます。

惜しくも決勝大会での優勝には至りませんでしたが、全国規模の大会で研究内容と調査設計の完成度が評価され、決勝進出という成果を収めたことは、学生にとって大きな自信となりました。今後も、実地調査と質的分析を重視した教育・研究活動を通じて、実践的な分析力と発信力を備えた人材育成を推進していきます。

各分科会における発表題目および発表者は、以下のとおりです。
分科会3 「ジャカルタのインフォーマル経済と若年女性労働」 河村涼平・川西弘祐
分科会6 「インフォーマル経済としてのインドネシア露天商 ― 都市社会における役割と経済 ―」 坂内士聖・河合慶治

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