6月12日(金曜日)・13日(土曜日)の2日間にわたり、本学の樋又キャンパス2階のH2A教室にて、サッカー元日本代表監督イビチャ・オシム氏の専任通訳を務められた国際ジャーナリストの千田善氏を講師に迎え、FIFAワールドカップ関連講演会を開催しました。
本イベントは、同月開催のFIFAワールドカップ本大会に合わせ、スポーツの社会的役割や代表チームにおけるコミュニケーションの実態を学ぶことを目的に企画されたものです。
初日となった12日(金曜日)の18時00分からは、「ワールドカップと平和」と題した第1回講演会が行われました。講師の千田氏は、オシム氏の専任通訳としての経験や、旧ユーゴスラビアでの滞在経験を交えながら、サッカーをはじめとするスポーツが持つ国際的な影響力や平和への貢献について語られました。また歴史的な事例として、第二次世界大戦前の国際大会が政治に利用された側面などにも触れ、「平和でなければスポーツ(サッカー)はできない」という本質的なメッセージを提示されました。会場に集まった本学学生や教職員、一般の来場者らは、オシム氏の残した言葉や、スポーツを通じた多様性尊重の重要性について熱心に聞き入っていました。
翌13日(土曜日)の10時00分からは、第2回として「代表チームはどのような言語コミュニケーションしているのか」をテーマに講演が行われました。代表監督時代のオシム氏は、選手ミーティングは15分だった一方、スタッフミーティングは長時間におよび、記者会見が選手にメッセージを送る場でもあったと紹介。選手には指示待ちにならないで、自分で判断し行動する力を要求し、こうした指導法が日本人論、日本社会論にも発展したと、千田氏は力説されていました。
2日間にわたる講演会では、いずれの回も講演後の質疑応答において、本学の学生から切れ目なく質問が寄せられました。今回の講演会は、参加者それぞれがサッカーというスポーツの奥深さと、言葉を超えた繋がりの可能性について考える貴重な機会となりました。







