2024年12月22日(日曜日)と2025年1月26日(日曜日)、経済学部藤井孝哉ゼミナールの学生を中心とした2~3年生の9名が、大洲市肱南地区の古民家再生プロジェクトに参加しました。
このプロジェクトは、大洲市で空き家再生や観光振興に取り組む一般社団法人「キタ・マネジメント」による「大洲カンパニー」(関係人口創出プラットフォーム)を通じた活動の一環です。学生は「不動産部空き家活用課」のメンバーとして、臥龍山荘の近くに位置する古民家の清掃と畳剥ぎに取り組みました。また活動終了後には教員と学生で肱南地区のまち歩きを実施し、国内外で高く評価されている歴史的資源を活用した持続可能な観光まちづくりを学びました。
参加した渡部真央さん(経済2年)は、「畳剥ぎをした古民家は床を踏み抜いてしまうほど全体が劣化していました。一方で再生された店舗やホテル客室はとても古民家だったとは思えないほど素敵な内装になっており驚きました。まち歩きでは名所や飲食店などを訪問し、整備された景観と観光客の多さから大洲の観光振興が進んでいることを実感しました」と感想を話してくれました。また、後藤葉音さん(経済3年)は、「肱南地区の観光振興はゼミ大会の研究で扱ったテーマであり、その関心から古民家の清掃や畳剥ぎに参加してきました。改修前の現場に立ち会えたことは貴重な経験だったと思います。私は大洲市出身なのでキタ・マネジメントさんのまちづくりに対する想いに共感しています。これまでの研究と今回の経験を卒業論文に活かしていきます」と決意を語ってくれました。


