2025年7月5日(土曜日)、「第8回松山・愛媛大学刑法研究会」を松山大学樋又キャンパスで開催しました。
同研究会は、毎年、愛媛大学法文学部・田川靖紘准教授と松山大学法学部・明照博章教授との間で実施されています(2018年度開始)。コロナの時期はオンラインによる開催でしたが、2023年度からコロナ以前の状態に戻り対面での開催が実現しています。今年度は約40名が参加しました。
現在法律改正の動きがある危険運転致死傷罪に関して実務の取扱いを踏まえて法制審において示された議論に言及した報告(第3報告)や最近新聞報道等で話題となっていた不同意わいせつ罪に関する事例を取り上げその問題を解決するための判断基準を示す報告(第4報告)等があり、活発な意見交換が行われました。
その後の懇親会では、教室での意見交換では不十分だった点を含めていろいろな話題で盛会となりました。
第8回 松山・愛媛大学刑法研究会(報告時間40分:質疑応答を含む)
- 第1報告 松山大学4年生
職務密接関連行為概念に関する研究―職務行為概念への包含可能性の検討を中心に― - 第2報告 愛媛大学4年生
最決平成29年4月26日刑集71巻4号275頁にいう「行為者と相手方との従前の関係」と行為の切り分け - 第3報告 松山大学3年生
自動車運転による死傷事犯に係る罰則に関して - 第4報告 愛媛大学3年生
特殊性癖に基づく行為に対する不同意わいせつ罪の成否 - 第5報告 松山大学2年生
親権者によるこの連れ去りと未成年者略取誘拐罪


