松山大学では、江戸時代から続く伊予の水引を材料とした水引を結ぶ体験イベントを『湯のまちで結ぶ想いのかたち~水引で結んでみんけん?~』と題し、道後商店街で開催します。
この試みは本学の学生・教員が地域産業・企業と連携し、地域ならびに地域産業の活性化を推進する社会人基礎力育成事業としてすすめるプロジェクト「DOGO Project」によるもので、今年度プロジェクトが発足し、道後商店街のさらなる活性化を目指し取り組んでいます。本学学生が四国中央市の有高扇山堂に御指導いただくとともに、道後商店街振興組合とのミーティングやプレゼンを重ね、愛媛にある素晴らしい伝統的な文化を、体験を通じて多くの人に知ってもらい、道後温泉商店街も盛り上げたいとの思いをこめて、学生がデザインや販売方法などを企画しこの度体験イベントの実施に至りました。
水引体験会に先立ち、学生によるお披露目会を開催します。9月・10月に道後商店街入口で行う水引体験会では、伝統的な結びである梅結びと水引で作るお守りの二種類の作成体験とともに、『#道後縁むすび便り』という企画を開催します。ぜひ、ご取材ください。
開催概要
【1】お披露目会
- 日時:2025年9月11日(木曜日) 12時00分~(1時間程度を予定)
- 場所:松山大学樋又キャンパス アカデミック・ソーシャル・コモンズ
- 参加人数:13名(プロジェクトメンバーは31名)
- 式次:
①開式挨拶
②挨拶(池上社会連携室長)
③道後商店街振興組合 理事長挨拶(石田 匡暁 様)
④プロジェクト担当教員(日原 尚吾 准教授、作田 良三 教授)・制作担当者・学生によるプロジェクト説明および内容紹介
⑤写真撮影
【2】道後商店街 水引体験会
- 日時:
2025年9月14日(日曜日) 10時00分~12時00分、13時00分~15時00分の二部制
2025年10月12日(日曜日) 10時00分~12時00分、13時00分~15時00分の二部制 - 場所:道後商店街入口
- 参加人数:31名(学生)
体験会概要
【1】伊予水引 梅結び体験 椿セット
水引の伝統的な結び方を体験できるセット。道後温泉の椿の湯をモチーフにし、約3000年の歴史をもつ道後温泉と江戸時代から続く伊予水引の歴史を感じることができるようにという思いを込めて作成。かたちは梅結びに黄色の水引で椿の花を。日常的な利用もしてほしい気持ちも込め、スプリングゴムも加えます。
- 本体:水引5本+スプリングゴム
- 体験価格:1200円(税込)
- 販売個数:各日40個
【2】伊予水引 お守りセット 全2種類
体験で制作した水引を身近に感じられる商品として開発。縁起物としても歴史のある水引をお守りにできる商品です。
- 本体:水引5本+クリアケース
- 体験価格:1200円(税込)
- 販売個数:各日40個(2種類 各20個)
【3】#道後縁むすび便り
水引の体験後、『#道後縁むすび便り』というイベントに参加していただけます。自分の想い(体験の感想、道後で楽しかったこと、美味しかったお店など)を手紙に書いてもらいます。宛先は顔の知らない「誰か宛て」。自分の書いた手紙を水引で結んで、他の方が書いた手紙を受け取れます。SNSが発展した中で、顔の知らない誰かのリアルな体験を一期一会で受け取る楽しさを提供したい想いから企画しました。
担当学生の声
●商品内容の考案を担当
経営学部経営学科3年次生 向井 鈴香
実際に自分たちで水引を体験してみることで、水引の難しさや楽しさを知りました。初心者にも簡単に体験できつつ、道後に触れてもらえるよう、椿セット・道後カラーのお守りセットを考案しました。道後商店街の理事長様や、有高扇山堂様と話し合いを重ね、私たち学生らしさや道後らしさを詰め込みました。
●プロジェクトロゴを担当
経営学部経営学科3年次生 古崎 杏里
道後温泉の白鷺伝説を元に、白鷺をモチーフにしデザインしました。温泉に入ってすっきりさっぱり癒された姿をイラストに込めました。道後プロジェクトの文字は、1番上の赤い水引のリボンからロゴに繋がり、白鷺に結びついています。これはプロジェクトの根底にある「想いを結ぶ」を表現しています。このロゴが少しでもプロジェクトを彩るものになってほしいという願いで作成しました。