広島大学法学部吉中ゼミと松山大学法学部明照ゼミが交流会を実施―第19回 松山大学・広島大学刑事法研究会

2025年9月8日(月曜日)から9月9日(火曜日)、広島大学法学部・吉中ゼミ(吉中信人教授)と松山大学法学部・明照ゼミ(明照博章教授)の間で、研究報告会及び施設参観が行われました(会場:松山大学樋又キャンパス)。

第1日(研究報告会)
研究報告会は、吉中教授の「開会の挨拶」から始まりました。選定されたテーマは、処罰する必要があると解されるけれどもそれを従来の刑法理論を前提とするとその結論を得ることが難しい事例に対して現在の判例・学説を踏まえて説明するものや、社会的に問題となっている事案に対する解決策を提案するものについて例年以上に、活発な意見交換がありました。さらに、広島大学大学院所属の学生さんからも、積極的な発言があり、全体としても非常に活発な意見交換が行われました。
研究報告会終了後の意見交換会は、食事をしながら行われたので、研究報告会とは異なる視点から非常に活発な意見交換となりました。

報告者と報告テーマ

  • 第1報告 松山大学2年次生

    付加的共同正犯―最高裁平成30年10月23日判決(刑集72巻5号471頁)―

  • 第2報告 松山大学3年次生

    児童虐待の量刑

  • 第3報告 広島大学

    ネット上の名誉毀損―匿名性に着目して―

  • 第4報告 松山大学4年次生

    音の暴力と暴行・傷害罪

第2日(施設参観)松山少年鑑別所参観
鑑別所は、未決の者が在所する施設であるため、少年院(刑務所)とは異なる配慮がなされていました。一時期は、在所者がいない時期もあったとされましたが、現時点(2025年9月9日現在)では、在所者0という状況ではないといことでした(法務教官の一人は、松山大学・広島大学刑事法研究会に参加した経験を有した者でした:松山大学法学部卒)。

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