2025年10月5日(日曜日)9時30分から14時00分まで、本学御幸キャンパスにある薬学部附属薬用植物園にて「松山大学薬学部附属薬用植物園秋季一般公開」が開催されました。9号館(薬学部棟)では、「くすりと薬草展」・「市民公開講座」(主催:愛媛県・愛媛県薬事振興会 共催:松山大学薬学部)も同時開催されました。この一般公開は、民間薬、漢方用薬、ハーブ・スパイスなど人々の健康維持に役立っている薬草に親しんでもらうことを目的として、春と秋の年2回開催しており、今回で27回目の開催となります。
金曜日からの雨も当日朝にはあがり、秋晴れのもと、この時期にみられる薬草を観察し理解を深めようと、家族連れや中高生をはじめ総計283名が来園し賑わいをみせました。
園内では、薬学部の学生12名と教職員5名がスタッフとして、各所で案内や説明等の対応を行いました。今回の一般公開にあたって、天倉吉章教授(生薬学研究室)は「夏の酷暑が続き四季もよくわからないような中でも、植物は秋になると花を咲かせ、実をつけます。植物の生命力を感じていただき、健康について考えるきっかけになってくれればと思います」とコメントを寄せました。
来園者は、学生が考案した「薬草クイズ」に挑戦したり、薬草の種類や効能などについて説明を受けながら、実際に薬草に触れたり、においを嗅いだり、園内を散策し、植物を愉しむ光景が各所で見受けられました。帰りの際には、来園者はクイズの解答・アンケートと引き換えに抽選くじを引き、松山大学の記念グッズがプレゼントされました。
同時開催された「くすりと薬草展」・「市民公開講座」も多数の一般市民の方が来場され、「薬剤師のお仕事体験」では、学生スタッフや薬剤師の指導を受けながら71名の小学生が実際に薬剤師の仕事を疑似体験するなど、どのイベントも盛況のうちに終了しました。

