松山大学法学部学術研究会・学術講演会—ゲッティンゲン大学法学部フロリアン・マイネル教授—

2025年10月14日(火曜日)、ドイツのゲッティンゲン大学法学部教授のフロリアン・マイネル氏をお招きし、16時00分から松山大学東本館7階会議室2にて松山大学学術研究会が、18時00分から8号館821教室にて松山大学法学部学術講演会が開催されました。研究会・講演会合わせて約400名が出席し、有意義な学びの場となりました。

マイネル教授は、ナチス支配を理論的に正統化し、大きな影響を与えた著名な政治学者および法学者である、カール・シュミットの遺稿管理人であり、ドイツにおける政治学および憲法学の若手・中堅を代表する研究者のお一人で、ヨーロッパのみならず、アメリカ合衆国でも活躍する世界的な研究者です。

研究会では、「古いノモスと新しいノモスの狭間で~日記に映し出されたカール・シュミットの姿」と題して、現在解読が進行中のカール・シュミット日記帳について、第二次世界大戦中のシュミットの日記に関するマイネル教授の最新の研究成果を披露していただきました。
講演会では、「カール・シュミットの憲法理論入門」と題して、マイネル教授の最新の研究成果に基づき、シュミットの憲法制定権力論を中心に、その意義と限界について、解説していただきました。

シュミット研究の第一人者による本邦初公開の内容であることはもちろん、世界的な意味でも文字通り最先端かつ最高の研究成果として、国内外の学術界にとり、きわめて稀有な機会となりました。

CONTACT

このページに関するお問合せは下記までお寄せください。

教務課