2025(令和7)年10月15日(水曜日)、松山地方裁判所において、令和7年度法の日週間広報行事「デジタル化後の新しい民事訴訟手続を体験してみよう」が開催されました。明照ゼミでは、3年生のゼミ生を中心に、今回の企画に参加しましたが、同企画は、次のような順序で進行されました(全体の概要に関しては、愛媛新聞10月16日朝刊(社会)参照)。
- 民事裁判及びデジタル化後の民事訴訟手続(法廷内機器)に関する説明
- 模擬裁判(民事事件)
- 裁判官による解説及び質問コーナー
模擬裁判(口頭弁論期日)では、すべての参加者が裁判官役、原告代理人役、被告代理人役に分かれ、台本を読み上げるスタイルで進んでいきました。原告は、10万円(学費支払いのため)を被告に貸した旨主張し、被告は、原告からではなく、別の友人から借り、その後返却した旨主張した。
原告から、借用書及び預金通帳(10万円の出金記録あり)について証拠として提出があり、被告から、大学からの督促状及び大学の領収書の提出があり、原告、被告及び友人(証人)に対して、原告代理人及び被告代理人からの尋問があり、その後、裁判所から補充尋問がありました。
弁論終結後判決の言渡しまでに、松山地方裁判所所属の裁判官から、原告に有利な事情及び被告に有利な事情の解説があった後で、参加者に対して、どちらが勝訴したのかについて、質問がありました。参加者は、原告又は被告が勝訴した考える理由を述べ、最終的に、松山地方裁判所所属の裁判官から「裁判官としての判断」が示され、「その判断に至る思考方法」についての解説がありました。
企画終了後、ゼミ生が報道陣から取材を受けていました。その後、許可をいただいて、記念撮影を行い、松山地方裁判所をあとにしました。

