松山大学薬学部第51回卒後教育講座「漢方薬・生薬セミナー」を開催

2025年10月19日(日曜日)、松山大学薬学部第51回卒後教育講座「漢方薬・生薬セミナー」がオンラインで開催され、薬剤師を中心とした97名が参加しました。今回は、漢方薬・生薬関連で、行政、教育、臨床分野でご活躍の3名の先生による講演を企画しました。

まず、伊藤美千穂先生(国立医薬品食品衛生研究所生薬部)から「漢方薬・生薬の最近のトピックから」について、医薬品としての生薬・漢方薬における日本薬局方を軸としたレギュラトリーサイエンスに基づく規制について、国外の動向や今後の課題も含めてご講演いただきました。次に、大山雅義先生(岐阜薬科大学薬学部)から「漢方薬の系統的な理解」について、生薬からみた漢方薬学の教育方法を大学教育における具体例を含めてご紹介いただき、生薬を通して漢方薬を理解するために必要な考え方など,ご講演いただきました。最後に、高山 真先生(東北大学大学院医学系研究科)から「医療における漢方薬の役割」について、現代医療における漢方薬の適用を研究エビデンスに基づいて解説いただき、さらに漢方薬適用による医療経済的な効果・役割を含めた具体的な状況など、ご講演いただきました。行政から臨床に至るまで、生薬を主体として漢方薬を扱うプログラムは大変興味深く、受講者の自己研鑽につながったものと思います。

松山大学薬学部は、地域の薬学部として引き続き薬剤師の卒後教育に取り組んでまいります。

主催:松山大学薬学部

共催:愛媛県薬剤師会、愛媛県病院薬剤師会、松山薬剤師会

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