シリアの物語―古代のルーツから未来の可能性まで―2025年度松山大学経済学部学術講演会を開催—

松山大学経済学部では、地域貢献の一環として、市民の皆様と本学学生および教職員の新たな学びの場として学術講演会を実施しています。
2024年12月8日、シリアは54年の長きにわたる独裁体制に終止符を打ちました。2011年に中東各地で起きた民衆革命(いわゆる「アラブの春」)以降の13年間は、政権派による反政権派への苛烈な弾圧とそれに対する反撃の応酬により、シリア社会はますます疲弊しました。しかしその一方で、メソポタミア文明の揺籃地であるシリアは長い歴史と豊かな文化を持つ国です。
本講演ではシリア人の目を通して見たシリアの歴史や文化、宗教、社会、近年の変化等、欧米や日本の主要マスメディアによる一方的な報道からは見えないその姿に焦点を当てます。講演言語は英語ですが、日本語の通訳がつきます。
「シリアでは戦闘状態が長く続いていた」「シリアでは政権が交代した」等、表層的なことは知っていても、シリアの人々が実際にどのような経験をし、今、どんな思いでいるのか、日本で知る機会はあまりありません。大変貴重な機会ですので、ぜひご取材ください。

開催概要

  • 日時:2025年10月31日(金曜日) 12時30分~14時00分
  • 場所:松山大学文京キャンパス2号館1階214教室
  • 講演者:モナ・ハッサン博士 元 岡山理科大学非常勤講師
  • 言語:英語、日本語(通訳有)
  • 対象:学生、教職員、一般の方(車椅子・介助犬歓迎、音声文字変換アプリUDトーク貸出有。その他配慮が必要な方は事前にご連絡下さい)
  • 主催:松山大学経済学部

ウマイヤ・モスク(AD8):首都ダマスカス旧市街に位置する世界で最も古いモスクの1つ(Photo by T Foz via Unsplash)

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