令和8年度 松山大学図書館情報学講演会を2026年11月27日(金曜日)に開催いたします。今年度は、図書館の多文化サービスを主要なテーマに取り上げます。
総務省は2006年3月から「地域における多文化共生推進プラン」を開始し、現在まで国内における地域社会の国際化に様々なかたちで取り組んでいます。しかしながら国際化が進む一方で、少子高齢化による地域社会の縮小も進行しています。公共図書館等の施設運営も、他の公共施設と統廃合や、再開発によるまちづくりの一環で複合施設として運営する事例が近年目立ってきています。
本年度の演題は、「公共図書館と大学図書館の一体的運営 ~箕面市立船場図書館の取り組み~」です。大阪府の箕面(みのお)市立船場(せんば)図書館から、図書館とローカルコミュニティのさまざまな「まなび」の連携を、ご報告をいただきます。
箕面市立船場図書館は、国立大学法人大阪大学が指定管理者として入り、大阪大学外国語学図書館の蔵書約60万冊を箕面市民に開放するという、国内では初めてとなる運営方法を取っています。船場図書館の蔵書コレクションは2007年10月に大阪大学に統合される前の、大阪外国語大学の旧蔵書が出発点になったもので、現在も約200の言語資料を所蔵し、大阪大学で多様な外国語を学ぶ学生と教員・研究者にも活用され、発展を続けています。
この図書館は、北摂地区の再開発に伴う北大阪急行線の延伸により新設された、箕面船場阪大前駅前に2021年6月に開館しました。箕面市は、この駅前に、文化ホール・図書館・生涯学習センターを含めた大規模な複合施設整備をまちづくり施策として2018年に立ち上げました。総事業費137.8億円をかけ、PFI方式で2036年まで運営することを発表しています。一連の複合施設の建築は、2023年度に公益財団法人日本デザイン振興会のGood Design Awardを受賞しました。また、日本初の国立大学法人が運営する公共図書館として、箕面市立船場図書館の運営が評価され、令和5(2023)年度 国立大学図書館協会賞を受賞しました。
本講演会では、大阪大学附属図書館外国語学図書館箕面図書館課に勤務する司書3名をお招きし、大学図書館で収集された外国語資料を使った生涯学習の事例とその活用を中心に、北摂の地域コミュニティと連携し、大学図書館と公共図書館が一体となって運営する図書館サービスについてお話しいただきます。開館後5年が経過した現在までの成果と、今後の方向性についての基調講演の後、事例報告を行います。大学図書館の資料は市民の生涯学習活動にどのように使えるか、また外国語の資料を活用した多文化への理解を地域コミュニティのなかで深め、街の賑わいにつなげるために、図書館ができることを、参加者の皆さんと一緒に考える機会になることを期待します。
今年度の講演会は、Zoomを利用して中継するオンライン形式での開催となっております。箕面市内からオンラインで基調報告と事例報告を中継し、松山大学構内の会場に集まった参加者の質疑応答を含めた全体討論を行います。
申込人数が定員数を満たした場合はお断りさせていただく可能性がありますことを予めご了承ください。
ご多忙中とは存じますが、皆様お誘い合わせの上、ぜひご参加くださいますよう、お願いいたします。多数の方のご参加を心よりお待ち申し上げます。
日時・テーマ
- 日時: 令和8年11月27日(金曜日) 14時15分~15時45分
- 演題: 公共図書館と大学図書館の一体的運営 ~箕面市立船場図書館の取り組み~
- 基調講演:小林 あす香氏(大阪大学 附属図書館 箕面図書館課 外国学図書館班 学術・市民サービス主担当)
- 事例報告:小西 晴子氏、庄田 健人氏(大阪大学 附属図書館 箕面図書館課 外国学図書館班)
- 実施方法:オンライン方式(Zoom)
- 定員:先着100名
- 参加料:無料
※講演会終了後に、録画のオンデマンド配信を行う予定はございません。
※申込締切後、参加URLなど必要な情報をお知らせいたします。
<申込み方法>
以下のURLからお申込みください(締切 11月20日(金曜日)正午)
申込フォームURL : https://forms.gle/FUYt8szK5EK6vLKh8





