未来の医療人材育成へ、大学院研究を知る貴重な学びの一日―第4回薬学特別研究セミナー/2026年度大学院医療薬学研究科 研究成果報告会を開催―

2026年6月11日(木曜日)に9号館920番教室にて、松山大学大学院医療薬学研究科「第4回薬学特別研究セミナー」及び「2026年度大学院医療薬学研究科 研究成果報告会」が開催されました。当日は、大学院医療薬学研究科における研究を紹介する目的で、所属する教員や大学院生のみならず、多くの薬学部生も参加し、本学大学院医療薬学研究科で行われている研究や大学院生の研究活動について理解を深める機会となりました。

最初に行われた薬学特別研究セミナーでは、医療薬学研究科科目「薬学特別研究」を担当する2名の教員より研究内容についての紹介がありました。最初の講演者である衛生薬学分野の田邊知孝教授からは「腸炎ビブリオのシデロフォアを介した鉄獲得機構」と題した講演が行われ、食中毒を引き起こす細菌の病原因子となる鉄獲得機構について、これまでに明らかにしてきたさまざまな興味深い知見が紹介されました。また、医療分析化学分野の見留英路教授からは「有機合成化学のチカラを分析科学の臨床・基盤研究に活用する」と題した講演が行われ、専用の薬を飲んだ後の呼気を測るだけで簡単に病気について調べることができる画期的な診断法とその試薬開発におけるこれまでの成果についてご説明いただきました。いずれの講演者も現在の研究に至った背景なども交えながら、学部学生向けにかみ砕いて分かりやすくご説明いただき、参加した薬学部生たちも大変興味深そうにそれぞれの講演に耳を傾けていました。

また、その後に行われた研究成果報告会では、現在、大学院医療薬学研究科に所属する2年次以上の5名の大学院生がこれまでの研究成果について発表しました。質疑応答では、教員からさまざまな視点からの鋭い質問やコメントが寄せられ、発表した大学院生たちはこれまでに得た研究結果の解釈や研究の今後の方向性等について新たな気付きを得る大変有意義な時間となりました。

松山大学大学院医療薬学研究科では、今後もお互いの研究内容について共有する機会を定期的に設けながら、互いに切磋琢磨し合い、薬学の発展ならびに地域医療に貢献する高度医療人材の育成に努めてまいります。

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