2026年10月23日(金曜日)、岡邊健(おかべ たけし)京都大学大学院教育学研究科教授をお招きし、学術研究会及び講演会を開催しました。
岡邊教授は、実務的研究機関と学術研究機関での研究を踏まえて実務と理論の視点から研究対象に接近しておられます。学術研究会では、「犯罪統計の読み方―犯罪社会学者からみる犯罪現象」を論題とし、公式統計を読む上で注意すべき視点(暗数の存在)を踏まえて、公式統計の活用における暗数が少ない罪種の検討や犯罪被害調査と組み合わせた分析の有用性を示されました。
学術講演会では、「『トクリュウ』という現象とその背景」を論題とし、「トクリュウ」の生成過程(暴力団の衰退→半グレの誕生→「トクリュウ」の誕生)を解説していただきました。続いて「トクリュウ」は、対面でのつながり(従来の非行)から、スマホを介した個別的なつながり(現代の非行)へと変化していることを、ストーリーからスクリーンへ変容したと説明されました。さらに、「トクリュウ」が背後に潜む「闇バイト」は社会問題でもあり、「トクリュウ」との闘いは総力戦であると述べられました。
講演終了後の質疑応答では学生から質問が絶えず、講演30分後もなお複数の学生からの挙手があるなど、盛会のうちに終了しました。







