大学院 言語コミュニケーション研究科 GRADUATE SCHOOL OF LANGUAGE COMMUNICATION

人間自身を知るための
言語コミュニケーション研究を目指す。

言語コミュニケーション研究科は、歴史ある人文学部の基盤の上に立ち、全国、世界に発信をする研究拠点として大きな発展が期待されています。
大学の学部において言語学・英語学や英米文学、そして英語教育学を学んだ学生はもちろん、他の分野を専攻した学生、さらに現職の教員や上記三分野に高い関心を有する社会人にも広く門戸を開いています。

MESSAGE

言語コミュニケーション研究科からのメッセージ

松山大学大学院言語コミュニケーション研究科は、2007年に設置されました。言語学(英語学)、文学(英語圏)、英語教育学、異文化コミュニケーション学という4つの教育・研究分野を提供することにより、言語コミュニケーションに関する造詣を深めることを目的としています。

世界の平和、協力、連帯を目指す多文化共生社会の実現には、お互いが積極的にコミュニケーションを図り、互いを認め合い妥協点を見出す努力をすることが必要です。異なる歴史・文化背景を持つ者がお互いを理解することは簡単なことではありませんが、相手の意見に耳を傾け、自分の思いや願いを伝える工夫を続けるしか方法はありません。そして、この営みを可能とするコミュニケーション能力は、すべての人間が持つべき社会性とも深く関わっています。コミュニケーション能力を持つことは、人間であることの証だとも考えられるでしょう。

インターネットなど情報・通信技術の飛躍的な発展は、わたしたちの生活に様々なコミュニケーション手段を生み出しました。しかしこのコミュニケーションの便利さは、かえって私たちが本来持つべきもっとも大切な力を退化させています。コミュニケーションとは、相手を理解するために、お互いに対話し、影響しあい、ひとりでは考えられなかった考えを作り出し、人間関係を深めていく相互作用のなかで生まれてくるからです。

コミュニケーションにおいて重要な役割を果たす「言語」、その構造と働き、言語を用いて作り出される創造的な芸術、また、言語教育についての探求は、われわれ人間自身を知る学びでもあります。現在、本研究科では英語による高度なコミュニケーション能力の飛躍的向上を目指した教育・研究を行っています。今まで研究科に設置されていました「松山大学アクション・リサーチ研究会」と「松山大学大学院英語圏文化・文学研究会」を統合し、「松山大学大学院言語コミュニケーション研究会」として開催しており、広く言語文化・文学に関する様々なアプローチを学ぶことが出来ます。

「言語」を通して「人間」について学んでみませんか。研究室でお会いできる日を楽しみにしています。

FEATURES

  1. 教職課程の専修免許を取得

    既に教育職員免許状(一種免許状)を取得している者は、大学院修士課程を修了し、「教科及び教科の指導法に関する科目」を24単位以上修得することで専修免許を取得可能である。また教育職員免許状(一種免許状)を取得していない者は、学部で「教科及び教科の指導法に関する科目」、「教科及び教職に関する科目」及び「教育職員免許法施行細則第66条の6に定める科目」を修得し、大学院修士課程を修了し、研究科で「教科及び教科の指導法に関する科目」を24単位以上修得すれば取得できる。

  2. 4つの言語関連分野の深い研究

    コミュニケーション部門では専任のネイティブ教員による授業により、「英語を使って英語を学ぶ」ことで一段上の英語力を身に着ける。英語圏文学部門では英語圏の著名な作家の文学だけでなく、ミュージカルの台本に至るまで幅広く研究する。英語学・言語学部門では現代言語学の様々な科学的理論から語法や英語史に至るまでの分野を扱い、言語をいろいろな側面から捉える。英語教育部門では一段高い英語教育について高度な研究をすることができるため、現役英語教員にとっても有益である。

  3. 少人数制による臨機応変な対応

    授業は1~3名程度の少人数クラスとなるため、各学生とスケジュールを作成して個人的に研究を進めることが可能である。学生の生活スタイルに合わせた研究指導をすることにより、指導教授と時間をかけて学生の専門分野について相談しながら、修士論文やポートフォリオを執筆することができる。

VARIOUS SYSTEMS TO SUPPORT LEARNING

  • 長期履修制度

    社会人の方々には2年間の学費で3年または4年間修業できる長期履修制度があり、計画的に学習し、学位を取得できる制度も設けています。
    また、本研究科は社会人のために、可能な限り正規の授業時間帯以外の夜間、週末、あるいは長期休暇中での開講の便宜もはかっています。

  • 社会人特別選抜入試

    特に働きながら学ぶ社会人の方々に対しては、主に研究計画書と面接で入学できる道を開き、入学後の状況によっては、勤務しながら研究指導を受け、集中的取り組みによって1年間でも修了できるコースを設定しています。

  • 奨学金制度

    本研究科には、学業に専念できるよう奨学金制度も充実しています。

  • 科目等履修生の単位認定

    正式に本研究科に入学する前に科目等履修生として本研究科の単位を修得した場合、入学後に15単位を超えない範囲で単位認定を行う制度も導入しています。

MAIN TIMETABLE

1時限目 8時30分~10時00分
2時限目 10時15分~11時45分
昼休み
3時限目 12時30分~14時00分
4時限目 14時15分~15時45分
5時限目 16時00分~17時30分
6時限目 18時00分~19時30分
7時限目 19時40分~21時10分

CAREER

取得できる免許・資格、卒業後の進路について

専修免許状の取得について

大学院では教育職員免許状(専修免許状)を取得しようとする方は、次の方法により取得できます。

①既に教育職員免許状(一種免許状)を取得している者は、大学院修士課程を修了し、「教科及び教科の指導法に関する科目」を24単位以上取得した時。
②教育教員免許状(一種免許状)を取得していない者は、学部で「教科及び教科の指導法に関する科目」「教科及び教職に関する科目」及び「教育職員免許法施行細則第66条の6に定める科目」を修得し、大学院修士課程を修了し、研究科で「教科及び教科の指導法に関する科目」を24単位以上取得した時。

※個々により条件が異なる場合がありますので、希望される方はお問い合わせください。

[専修免許状の種類]
研究科名 免許状の種類 免許教科
言語コミュニケーション研究科
英語コミュニケーション専攻
中学校教諭
専修免許状
英語
高等学校教諭
専修免許状

主な進路・就職先(一例)

愛媛県公立学校教員、学校法人今治精華学園、学校法人済美学園、坂出第一高等学校、国立大学法人愛媛大学、学校法人九州国際大学、学校法人 武庫川学院、学校法人松山大学 等

OTHER CONTENTS

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