2024年度春期(講座番号:108)薬害エイズ事件から学ぶ―薬害HIV感染被害事件と生命倫理―
概要
1980年代に起こった薬害エイズ事件は、現在でもなお、HIV/エイズというスティグマ(偏見や差別)や、医師と患者の関係について多くの示唆を与えています。この講座では、当時の報道の問題点を指摘し、1980年代の医療水準だけでなく、インフォームド・コンセントのような生命倫理の観点から、この事件を再考します。
講師
山田 富秋(松山大学名誉教授)
開講日時
5月8日、5月15日、5月22日、5月29日、6月5日、6月12日、6月19日、6月26日、7月3日、7月10日、7月17日、7月24日
【毎週水曜日】16時00分~17時30分(全12回)
講義形式
対面形式
定員
30名
受講料
12,000円(テキスト『薬害とはなにか-新しい薬害の社会学』(ミネルヴァ書房)をお持ちでない方は、別途教材費3,135円が必要です。)
対象
どなたでも受講いただけます。
講座スケジュール
第1回 | イントロダクション |
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第2回 | 現代の生命・医療倫理 ニュルンベルク宣言 |
第3回 | 20世紀の生命・医療倫理の発展 |
第4回 | 薬害とは何か サリドマイド薬害 |
第5回 | 薬害エイズ事件の概要 |
第6回 | 血友病治療の立場から見たHIV感染被害問題 |
第7回 | 1980年代のHIV感染告知 |
第8回 | 患者自身の立場から見た血液製剤 |
第9回 | HIVチーム医療の実際 |
第10回 | U=U運動と感染症のスティグマ |
第11回 | 薬害エイズとメディア |
第12回 | システムズアプローチと和解後の薬害被害者 |
お申込み
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