英語
イギリス:プレストン
セントラルランカシャー大学 University of Central Lancashire
セントラルランカシャー大学はイギリス北西部にあるランカシャーの中心プレストン市に位置する公立大学です。1828年に設立され、全学生数24,000人、留学生は100を超える国から約2,000人が学んでいます。キャンパスからシティセンターまでは徒歩15分程度で、多くの博物館、カフェ、ショッピングセンター、世界レベルのスポーツ施設、歴史的な建築物などが立ち並んでいます。本学とセントラルランカシャー大学は、2021年に大学の交流協定を締結しました。
■インターナショナルクラス
各国から来た学生で構成するクラスで学びます。能力別にクラス分けがあり、クラスメイトは日本人が多いです。CEFR、B1、B2またはC1レベルの学生を対象としており、ディベート、ディスカッション、プレゼンテーションを中心にリスニング、スピーキング、文法、語彙力の向上を目指します。
- キャンパス内
- 図書館
- 大学寮
留学体験記
人文学部英語英米文学科 三好 愛実 /2024.8<約3週間>
-立地・授業内容について
大学で授業を受ける施設までは寮から徒歩で約10分程度だったので立地が良く、図書館やカフェテリア、スポーツ施設などの設備も整っていました。授業がある初日には、ペーパーテストと先生と対面で会話をするテストがあり、そのテストの結果で3つのクラスに振り分けられました。授業内容としては、1週目は、イギリスのアフタヌーンティーや朝食などの食べ物について学びました。授業前にはカフェテリアでイギリスの朝食を食べたり、授業中には、アフタヌーンティーを教室で行ったりなど、授業を通して身近に体験ができて良かったなと思います。2週目は、ビートルズやクイーンなどのイギリスで有名な音楽作品やシャーロックホームズなどの映画作品について学びました。1週目と2週目にはグループでのプレゼンテーションがありました。3週目はイギリスの美術やファッションについて学びました。最終日には、小道具などを使用して自ら作品を作り上げて、全クラス合同でファッションショーを行いました。イギリス文化について沢山触れることができ、また、今までに経験したことのないアクティビティに挑戦できて充実した日々を送ることができました。
-研修で得たもの
他国の人と授業を通して関わっていく中で、自信を持って自らの考えを発言することの大切さを間近で学ぶことができました。休み時間や授業中などには外国人留学生とお互いの国の文化について会話をするなど、自分と異なる考え方や価値観を持つ人たちと円滑にコミュニケーションを取り、積極的に話しかけることの大切さを学びました。また、初めて親元を離れての寮生活で、食事、洗濯、掃除や健康管理など、身の回りのことを1人で行うことの大変さに気付くことができ、社会生活を送っていく上で必要なスキルを身につけることができました。時には、移動や旅行の疲れで体調を崩すこともあったので、環境の変化に適応できるようにこれからどう対策すればよいかも学びました。3週間という短い期間でしたが、語学を習得すること以外にもグローバルな視野を広げることができました。
-後輩へのアドバイス
イギリスは日本と同じ夏の気候でしたが、気温は約20度前後という比較的過ごしやすい気候です。ただし天候が変わりやすいため、折り畳み傘などの雨具の用意が必要です。夜間は気温が下がるため、薄手のジャケットやカーディガンを用意しておくと安心です。晴れている日は思ってる以上に日差しが強いのでサングラスなどを持っていると便利です。旅行の時は必ず電車やバスを使いますが、時間通りに来ないこともあるので、余裕を持って移動することが大切です。ロンドンなどの都会ではスリに合う可能性もあるため人混みでは、手荷物の管理を厳重にしておくなどの対策をしておくと良いです。食事面では、イギリスの食べ物は美味しいので大丈夫かと思いますが、日本食が恋しくなることもあるのでレトルト食品は持って行った方が良いかと思います。勉強以外の日常生活でも外国人留学生と積極的にコミュニケーションを取って、価値観や文化を学べるいい機会になると私は感じました。
- Big Ben
- Nantwich
- Edinburgh
オーストラリア:ブリスベン
グリフィス大学 Griffith University
グリフィス大学は、クイーンズランド州の州都でありオーストラリア第三の都市でもあるブリスベンとゴールドコーストにキャンパスを持つ大学です。その大学の附属英語学校であるグリフィスイングリッシュランゲージインスティテュート(GELI)では世界各国から来た留学生が学習しています。本学の研修生はブリスベンのキャンパスで学習します。大学の附属英語学校であるため、図書館やコンピュータ室等の大学施設も利用できます。
■一般英語コース
(General English Course) レベル別に分かれたクラスで学習します。読解、文章表現、聞き取り、会話、文法、語彙、発音等あらゆる英語の技能について学ぶことができます。又、参加者の希望と英語力によっては「English for Academic Purposes(EAP)」という大学進学準備クラスを受講することも可能です。
- Griffith city campus
- リバーシティ
留学体験記
法学部法学科 日野 帆乃香 /2025.2~3<約1か月>
-授業について
グリフィス大学は、学生に対して先生からのサポートを手厚く受けることができます。施設についても学生が快適に過ごすことができるように水を無料で飲める場所や軽食が配列されていました。自動販売機や広々とした休憩スペースがあったため、学生は勉強に集中できる環境となっていました。講義形式については英語を身につける上で必要なリスニング、リーディング、スピーキング、ライティングを修得すべく先生から多くの質問を投げかけられたり、学生同士でのディスカッションが行われたりしました。講義内容については「アカデミックライティング」と言われる論文で用いられる文章作成方法を身につけることを目的としていました。具体的には文章の構造や因果関係を説明する際に用いられる「cause」、「result in」のような言葉、よく用いられる議題を身につけるための講義が5週間かけて行われました。学生が自身のレベルに合った勉強を学ぶことができたり、悩みがあれば先生に勉強面での悩みを相談したりすることができます。
-研修で得たもの
「オープンハート」でいることと留学先で悩みすぎないことが大切だと思いました。オーストラリアでは自分の考えを相手に対して直接伝える傾向にあるため、自分の考えを相手に伝えられることが相手とのコミュニケーションの軸になることが分かりました。学校の授業では主にディスカッションを行うのですが、その際に自分の考えを十分相手に伝えたことで相手と仲良くなることができました。ホストファミリーとのやり取りも同様に私のことをできる限り伝えたことによって私への共感を得られファミリーと仲良くなることができました。また、トラブルがあった際には他人に頼ることが大切だと思いました。私は一度オーストラリアで使用していた自室の鍵を失くしたことがありました。その際にファミリーに「ごめんなさい、鍵を失くしました」とちゃんと伝えたことで冷静にその後の対応をしていただきました。周りから十分にサポートを受けて留学に来ているので、気を付けながらも楽しむことを優先することが大切だと思いました。
-後輩へのアドバイス
スピーキングに自信がない人はオンライン留学をした方がいいと思います。私は留学して間もない頃、スピーキング力がなく、簡単な会話しかでしませんでした。そのため、例えばホストファミリーに食事の感想を言う際に「美味しいよ」、「この味好き」としか言えなくて困まりました。ある程度の英語力を修得してから留学先で勉強する方が良いと思います。また、地域にもよると思いますが、海外で過ごす際には「オープン・ハート」で人と関わることが大切だと思いました。ホストファミリーの家に居た際に自分から会話をせずに相手が話してくれるまで待っていたことがありましたが、反対に相手がどのように接していいか分からず結局愛想をつかされました。そのため、自ら積極的にコミュニケーションを取る態度でいなければ相手に対して大分失礼になります。相手の性格の明るさに怖気づかずに自らアクションを起こすことが大事です。さらに、留学先の地域のことについて知ってから行くことがオススメです。事前に「地球の歩き方」を見ておくのが良いと思います。
- South Bank Park
- Queen Street Mall
- Lunch
カナダ:ビクトリア
ビクトリア大学 University of Victoria
ビクトリア大学のイングリッシュランゲージセンター(ELC)は、留学生向けの充実した授業内容とエキサイティングなプログラムで、世界中に知られています。1970年に設立されたセンターは、日本をはじめ、様々な国から生徒を迎え、多くの卒業生を世に送り出しています。異国で学ぶ留学生のニーズをよく理解した熱心でプロフェッショナルな講師陣は、すべてESL 教授の特別訓練を受けた学位取得者です。フレンドリーで協力的な学習環境が用意されています。
■イングリッシュランゲージプログラム
日本の複数の大学が集まり合同で行うプログラムです。レベル別に分かれたクラスで、生徒の理解を深め、実社会で効果的にコミュニケーションが図れるよう、最新の教授法と教材が使われます。読解、文章表現、聞き取り、会話の他、文法、語彙、慣用熟語等を学習します。大学生証明カードが与えられることにより、多くの学習施設やレクリエーション施設も利用できます。
- UVic構内
- バンクーバーの外観
留学体験記
人文学部英語英米文学科 二神 那奈 /2023.8<約3週間>
-授業について
初日のクラス分けテストは、渡航前の自己評価に基づいてライティングとスピーキングのレベルを確認するものでした。ライティングは、1.午後の過ごし方について、2.留学前の家族との過ごし方について、3.帰国したらやりたいこと、4.住む場所として地元を勧めるかの4問を30分で記述しました。スピーキングは、3人1グループで英検の二次試験に似た形式のスピーキングテストを行いました。私は一番下の1レベルを申告したため、難しい内容ではなかったです。クラス分けテストの結果、私はレベル2になりましたが、十分充実した授業内容だったと思います。授業は、最初にテキストや先生が用意するプリントをもとに文法や語彙を学び、そのあと学んだ文法を使ってグループやペアでディスカッション、ゲームをしました。他にも、研修後半には二度グループでプレゼンを行いました。
-研修で得たもの
この研修で学んだことは、英語はもちろんのこと、積極的に取り組み挑戦することの大切さです。英語力としては、リスニング力が大きく上がったと思います。ビクトリアについてすぐは先生の英語が聞き取れず悔しい思いをしましたが、毎日英語を話し、聞く環境に身を置けたことで日に日に聞き取れるようになりました。会話力が上がったことにより、学校外でもお店の人におすすめの商品を聞いてみたり、犬の散歩をしている人と立ち話をすることが出来たり、少しでも英会話ができるだけで自分の世界が広がる感覚を得ることができました。日々の授業でも、間違いを恐れず積極的に発言をするようにしたことで、もともと消極的な性格の自分も変えていくことが出来たように思います。留学への参加はとても悩みましたが、勇気を出して挑戦してみて本当に良かったです。
-後輩へのアドバイス
このプログラムは3週間という短い期間の留学なので、渡航前に英語の勉強をしっかりやっておくことをお勧めします。特にリスニングと語彙力はしっかり勉強しておくと、現地の人とのコミュニケーションをとるときに役立つと思います。私は、事前の勉強が不十分で渡航後少し苦労しました。また、夏休み期間は想像以上に日本人が多いので、自然と日本語を話してしまい、英語の勉強にならなくなってしまいがちです。意識を高く持って、日本人で集まっているときも英語で話すようにしてみたり、現地の人に積極的にコミュニケーションを取りに行ってみてください。そのとき、日本について聞かれることもあったので、日本の文化や歴史の理解もしておくと良いと思います。留学に行くことに不安や心配を感じる人もいると思いますが、ビクトリア大学の先生やアシスタントの学生達はとても優しく親切に私たちをサポートしてくれるので、安心して挑戦してみてほしいです。
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- 電話
- 089-926-7148