理事長メッセージ
学校法人松山大学は、松山大学と松山短期大学の2つの教育機関を設置し、それぞれが独自の役割を果たしながら、地域とともに発展を続けています。
松山大学は1923(大正12)年、松山高等商業学校として創立され、「松山を教育と文化の中心としよう」という信念と志を持った多くの人々の尽力により、日本で3番目の私立高等商業学校として歩みを始めました。その後、松山経済専門学校、松山商科大学を経て、1989(平成元)年に松山大学と改称しました。現在では、5学部6学科、大学院6研究科を擁する総合大学へと発展し、学生たちの未来を育む場として充実した教育環境を提供しています。
一方、松山短期大学は1952(昭和27)年に四国で唯一の2年制夜間短期大学として設立されました。設立当初から社会人や生涯学習を志す人々に門戸を開き、経済、経営、商業といった分野で実学的な知識を提供しています。少人数制できめ細やかな指導を行い、地域社会に貢献する人材の育成に力を注いでいます。
本学の校訓「真実」、「実用」、「忠実」の三実は、松山大学及び松山短期大学の理念を象徴するものであり、学生一人ひとりが学問を追求し、社会で責任を果たすための具体的な指針です。
「真実」は、既存の知識に満足せず、自ら真理を究め続ける態度を指します。
「実用」は、学びを現実に生かし、実践する積極的な姿勢を意味します。
「忠実」は、高い倫理性をもって他者と交わり、自己の責任を全うする誠実さを表します。
校訓「三実」は、松山大学及び松山短期大学の学生たちが社会において有為な存在となるための拠り所であると同時に、私たち教職員が日々の教育活動において大切にしている価値観でもあります。
2023(令和5)年に本法人は創立100周年を迎え、「地域が誇れる大学」を目指す長期ビジョンを掲げ、新たな取組を展開し始めました。このビジョンの下、地域課題の解決に向けたプロジェクトの推進、学生支援の充実、教育環境の整備を重点的に進めています。また、デジタル人材の育成や地域連携活動を通じ、地域社会の未来を創造する具体的な取り組みを展開してまいります。
学校法人松山大学はこれからも、教育、研究、社会貢献の3本柱を基盤に、学生一人ひとりが未来に向けて成長し、社会に貢献できる人材となるよう支援を続けます。また、地域の皆さま、校友、産業界の方々との連携を深め、「未来に確かな実りをもたらす大学」として進化を続けます。
今後とも、学校法人松山大学への変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
学校法人松山大学理事長 新井英夫
- 電話
- 089-926-7971