司書・司書教諭課程(概要)
図書館業務に必要とされる司書と司書教諭の資格を取得
司書の資格について
司書は公共の図書館の専門業務に必要な資格です。また、司書には官公庁などさまざまな活動の場が用意されています。 本課程で身につけた能力は企業における管理業務などにも生かされるため、将来の活動の場は大きく広がっています。
本学では卒業と同時に「司書」の資格が取得できる司書課程があります。この資格を取得するためには、学部の卒業に必要な単位を修得し、さらに司書に関する専門科目について合計14科目26単位以上を修得しなければなりません。この課程は、2年次以降2ヶ年以上にわたり履修するものとします。
本学で開講している司書に関する科目の単位数および履修方法は次のとおりです。
授業科目及び単位数 | 配当年次 | 単位数 | 必要な科目数及び単位数 | |
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甲群 | (基礎科目) | 12科目24単位 | ||
生涯学習概論 | 2 | 2 | ||
図書館概論 | 2 | 2 | ||
図書館マネジメント | 3 | 2 | ||
図書館情報技術 | 3 | 2 | ||
(図書館サービスに関する科目) | ||||
図書館利用者サービス | 2 | 2 | ||
図書館情報サービス | 2 | 2 | ||
児童サービス | 3 | 2 | ||
図書館情報サービス演習 | 3 | 2 | ||
(図書館情報資源に関する科目) | ||||
図書館情報資源概論 | 2 | 2 | ||
情報資源組織論I | 2 | 2 | ||
情報資源組織論II | 2 | 2 | ||
情報資源の目録・分類演習 | 3 | 2 | ||
乙群 | 図書館サービス持論 | 3 | 1 | 2科目2単位以上 (但し、「学術情報流通論」と「情報資源の保存・アーカイブ」の両科目を修得した場合でも、法令上の科目としては1科目として扱う。) |
学術情報流通論 | 3 | 1 | ||
情報資源の保存・アーカイブ | 3 | 1 | ||
図書・図書館史 | 2 | 1 | ||
図書館建築・設備 | 3 | 1 | ||
情報リテラシー | 3 | 1 | ||
図書館実習 | 4 | 2 | ||
最低修得科目数及び単位数 | 14科目以上26単位以上 |
甲群は必修科目です。乙群は2科目2単位以上選択です。
司書教諭の資格について
司書教諭とは、小学校・中学校・高等学校において、学校図書館に関する校務を司る専門的資格であり、学校運営に不可欠の職能として 教育現場からもとめられています。
本学では、司書教諭の資格を取得するために司書教諭課程があります。司書教諭の資格を取得するには、教員免許状取得の要件を満たし、 司書教諭に関する専門科目10単位を修得する必要があります。すなわち、本学の教職課程を履修し教員免許状を取得し、なおかつ司書教諭課程で 必要科目を修得するのです。この課程は、2年次以降2ヶ年以上にわたり履修することになります。
司書教諭に関する科目の単位数は次のとおりです。
司書教諭に関する科目 (省令科目) |
必要単位数 | 授業科目 (省令相当科目) |
必要単位数 | |
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学校経営と学校図書館 | 2 | 学校経営と学校図書館 | 2 | |
学校図書館メディアの構成 | 2 | 学校図書館メディアの構成 | 2 | |
学習指導と学校図書館 | 2 | 学習指導と学校図書館 | 2 | |
読書と豊かな人間性 | 2 | 読書と豊かな人間性 | 2 | |
情報メディアの活用 | 2 | 情報メディアの活用 | 2 | |
計 | 10 | 計 | 10 |
上記の左欄に示す司書教諭に関する科目とその単位数は文部科学省令に示す科目と単位数である。
上記に示すように左欄の司書教諭に関する科目を履修するには、右欄の授業科目を履修することにより、その科目、単位数を習得したものとみなされる。
(司書教諭講習規程 平成10年3月18日文部省令第1号改正)
司書教諭資格と修了証書の申請手続き
司書教諭に関する科目を履修し、単位数を修得した者は、文部科学省が委嘱した司書教諭講習実施大学の講習修了者として登録され、 文部省科学より司書教諭の修了証書が交付されます。
必要な手続として、卒業後に「学校図書館司書教諭講習申込書」 および「教育職員免許状授与証明書交付申請書」を大学へ提出し、大学より申請書類を文部科学省へ送付します(例年6月上旬)。なお、修了証書は卒業より1年後(次年度3月)に授与されます。
- 電話
- 089-926-7137