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短期大学

基本的使命・役割と保有する機能

松山短期大学3つのポリシーについて

松山短期大学では、ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシーの見直しを行いました。この3つのポリシーを通して校訓「三実」を実現する教育を実施していきたいと考えています。

1.建学の精神

松山短期大学は学校法人松山大学の一員として、校訓「三実」を建学の精神として教育研究活動を行っています。校訓「三実」については、旧制学校時代の田中忠夫三代目校長が以下のように解説しています。

真実(truthful)

真理に対するまことである。皮相な現象に惑溺しないで進んでその奥に真理を探り、枯死した既成知識に安住せず、たゆまず自ら真知を求める態度である。

実用(useful)

用に対するまことである。真理を真理のままに終わらせないで、必ずこれを生活の中に生かし社会に奉仕する積極進取の実践的態度である。

忠実(faithful)

人に対するまことである。人のために図っては己を虚うし、人と交わりを結んでは終生操を変えず、自分の言行に対してはどこまでも責任をとらんとする態度である。

校訓「三実」では、「真実」、「実用」は学びの態度、「忠実」は人としてのあり方を示しています。それぞれの詳しく意味するところは次の通りです。
 「真実」とは、既存の「知」に満足することなく、真理を求めるために自ら学び、究め続けようとすることを意味します。氾濫する情報に惑わされることなく、その中から客観的事実を見出し、真理を見極めることが肝要です。
 「実用」とは、単に「すぐに役に立つ技術を学ぶ」という実用主義的な側面を指しているのではありません。「知」を単に知識として学ぶだけでなく、自らの生活や仕事の中に活かすべく、常に現実的な問題を念頭に置きながら学ぶことを意味しています。大学での学びで得た知識を日常的な生活の中にも積極的に活かしていこうとする学び方は、松山短期大学における学びの特徴として授業の中にも活かされています。
 「忠実」とは、人間関係や社会において、人としてとるべき心持ちのあり方を示しています。人は一人では生きていくことができません。友人・家族、組織といった、広い意味での社会生活において、他者と誠実に向き合い、嘘偽りのない信頼関係を築くためには、倫理的な姿勢はもとより、積極的に人と交わり、自らを謙虚に、そして互いの意見を尊重し共有しようとする姿勢が重要です。「忠実」の精神は松山短期大学のあらゆる人間関係の基本として共有されています。

2.教育理念・基本的使命・役割・機能

○教育理念
松山短期大学は、商業経済の実際的な専門職業に重きを置く大学教育を施し、同時に良き社会人を育成して広く経済文化の発展に寄与することを使命としています。この使命を果たすために、合理的、能率的事務処理能力の養成を図ります。また、商業経済に関する専門的知識を教授します。これらの教育研究活動により、実践的職業人を育成し、同時により高度な教育を修めるに足る、教養豊かな良識ある社会人を育成しています。

○基本的使命・役割・機能
松山短期大学は、建学の精神である、校訓「三実」(「真実」「実用」「忠実」)を拠り所として、学科として第2部(夜間開講)の「商科」をおき、経営学、経済学、法学等を軸に実践的カリキュラムを整備して、時代に適応できる優れた人材の育成に努めています。1952(昭和27)年の設立時は、有職の社会人を対象にした教学体制でしたが、近年は、専業の学生の比率が高まり、四年制大学への編入希望者の増加に伴って文章表現や情報関連の基礎理論なども含め、幅広い教養を修得できる教学体制を整備し、地域の社会貢献に寄与できる能力の涵養に努めています。

3.三つのポリシー

建学の精神である、校訓「三実」では、「真実」、「実用」は学びの態度、「忠実」は人としてのあり方を示しているとされます。よって「知識・理解」「思考・判断」「技能・表現」という観点の評価軸で「態度」を評価する「専門的な観点」と、人としてのあり方を涵養するという「良い社会人の育成の観点」とを備えた三つのポリシーを通して、校訓「三実」を実現する教育研究活動を実現することが出来るのです。

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

「専門的な観点」
広く社会的問題に関心を持ち、その解決にあたることが出来る実践的知識を修得することで、時代の要請に応えられる人材となります。具体的には、経営学・経済学・法学関連の基礎知識を理解し、英語を学び利用できる表現力を持つこと、また、ITスキルズなど情報関連科目を履修することで情報技術を利用できる技能と情報を活用した思考力・判断力を身につけます。その結果、今日のグローバル化した情報社会に適応できる人材として、地域社会や企業における有為の存在となります。また、より高度な学修を続けることを目的として4年制大学に編入する際に必要とされる基礎的な知識と技能や思考力を身につけます。このような観点から十分な評価を得た学生を卒業認定し、学位を授与します。

「良い社会人の育成の観点」
社会生活において、他者と誠実に向き合い、嘘偽りのない信頼関係を築くことができる倫理的な姿勢、積極的に人と交わりつつ、自らを謙虚に、そして互いの意見を尊重し共有しようとする姿勢をもった学生を卒業認定し、学位を授与します。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

「専門的な観点」
本学のカリキュラムは、教育理念を実現するために、共通教育科目、言語文化科目、健康文化科目、基礎教育科目、専門教育科目の5つの柱から編成されています。
共通教育科目および言語文化科目、健康文化科目においては、社会的なニーズに応えた多彩な科目の中からそれぞれが自分の目標に合った科目を選び、学ぶことができる選択制となっています。グローバリズムの中で必要とされる英語は言語文化科目の中で学びます。また、日本語での表現力を磨く文章表現の講義は共通教育科目に配置されています。生涯スポーツ論を通して健全な身体の育成を図ります。そのほか共通教育科目では専門科目の学習の上で基礎となる教養を身につけます。
商学分野における専門的な知識を身に付けた、実践的職業人を育成するために、専門教育科目として、専門基礎科目および経営学関係科目、経済学関係科目、法律学関係科目を配置し、それぞれが自分の目標に合った科目を選び、体系的に学ぶことができる選択制としています。専門基礎科目では、簿記原理や経営学総論、経済学(近代経済学入門)、会計学通論など、経営学関係科目では、経営分析論や中小企業論、貿易実務などが履修できます。経済学関係科目では、マクロ経済学、国際経済論や財政学、金融論などが履修できます。法律学関係科目では、政治学原論、民法総則、民法物権、会社法、家族法などが履修できます。

「良い社会人の育成の観点」
教養豊かな良識ある社会人の育成のために、共通教育科目に哲学や心理学、デザイン論演習などを配置しています。基礎教育科目において「一般基礎演習」を必修科目として、短期大学での学習に最も基礎となる学力やコミュニケーション能力を身に付けることを企図しています。一般基礎演習の履修学生を指導する指導教員制度を採用して、指導教員が学生一人一人のおかれた状況について認識し、講義時間外における指導も含めて、将来の良い社会人が育成されるように教育活動が実施されています。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

「専門的な観点」及び「良い社会人の育成の観点」
本学は、建学の精神である「真実・実用・忠実」の校訓「三実」に基づき、商業経済の実際的な専門職業に重きを置く大学教育を施し、実社会において有為の人材養成を目指しています。この教育活動を通して「知識・理解」「思考・判断」「技能・表現」の観点から十分な評価を得られるに足る素質を持った人材、そして、良い社会人として本学を卒業していくことができる素質を持った人材を求めます。
そのために、本学では2年間の教育指導を行うにあたり、具体的には、次のような人物を求めています。

  1. 短期大学で学ぶにあたり必要となる基礎的な学力とコミュニケーション能力を有している者。
  2. 明確な目的意識を持ち、チャレンジ精神を発揮して自己の目標の実現のために努力する者。
  3. 知的好奇心に富み、得た知識を仕事に活かして良い社会人として社会に貢献したいとの意欲を有する者。
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