概要
松山大学大学院経済学研究科は1972年に修士課程(前期博士課程)、1974年に博士課程(後期博士課程)が設置され、本学の大学院の中では最も長い歴史を持っています。そして、最近の20年間に100名以上の修士課程修了者、11名の博士課程修了者を輩出しています。
修士課程は、現代社会の様々な側面を理論的・実証的に解明する能力を備えた、社会の要請に応えられる研究者、及び高度な専門性を備えた専門的職業人を養成することを目的としています。そして、この目的を達成するために、次のような原則の下にカリキュラムを編成しています。
- 金融財政、国際経済、地域政策等、現代の複雑多岐にわたる社会経済的諸問題に対応した多様な講義科目・演習をバランスよく配置する
- 専修免許状(社会、公民、地理歴史)の取得が可能な教職課程を開設する。
- 社会人に関して、修士課程における長期履修制度を提供する。
そして、本研究科には、これまで、学部からの進学者だけでなく、留学生、定年退職後の社会人等、多様な人々が入学しており、入試制度として、一般入試だけでなく、行政機関や企業・団体の職員、管理職を目指す現職教員、高度な専門知識や知的水準の向上を求める社会人、意欲ある外国人留学生等を対象とした、多様な入試制度があります。
今日の経済社会では、中国を先頭とする新興国が台頭し、アメリカを中心とする先進国の相対的地位が低下してきており、世界経済の先行きは混とんとしています。また、情報化、グローバル化が急速に進展し、各国の経済が密接に関連するようになっており、一国の経済危機が瞬時に世界へ波及する時代となり、世界的規模の競争が展開されています。
大学院進学を考えている学生諸君、社会人の皆さん、このような複雑で混とんとした経済社会で生じる諸問題を研究し、国際的視野に立った高度な専門知識を修得し、日本、地域社会等のあり方を提言する力をつけませんか?
また、日本に留学を考えている外国人の皆さん、本研究科では、近年、国際交流が盛んに行われており、建国大学校(韓国)、復旦大学(中国)、フライブルク大学(ドイツ)などの協定校から留学生を受け入れており、施設、制度も充実しています。
さあ、皆さんも是非、経済学研究科の扉を開き、自己のさらなる発展の道を発見しましょう。
長期履修制度
社会人の方々には2年間の学費で3年または4年間修業できる長期履修制度があり、計画的に学習し、学位を取得できる制度も設けています。また、55歳以上のシニアの方々には入学金を低く抑えています。さらに、本研究科は社会人のために、可能な限り正規の授業時間帯以外の夜間、週末、あるいは長期休暇中での開講の便宜もはかっています。
社会人特別選抜入試
特に働きながら学ぶ社会人の方々に対しては、主に研究計画書と面接で入学できる道を開き、入学後の状況によっては、勤務しながら研究指導を受け、集中的取り組みによって1年間でも修了できるコースを設定しています。
「課題研究報告書」で修士号取得可能
実務経験が豊富で、論文作成には不慣れな社会人には、修士論文を「課題研究報告書」により代替を認める制度を設定しています。
外国人留学生向けの特別入試・学費減免・奨学金制度
本研究科には、外国人留学生が多く入学し、学んでいます。入試も外国人用の特別入試を行い、便宜をはかっています。さらに留学生向けの学費減免制度・奨学金制度も充実しています。
ダブルディグリー制度
この制度を利用すれば、中国・上海師範大学と松山大学の双方、あるいは韓国・仁川大学校と松山大学の双方で修士号を取得できます。
科目等履修生の単位認定
正式に本研究科に入学する前に科目等履修生として本研究科の単位を修得した場合、入学後に10単位まで単位認定を行う制度も導入しています。
働きながら大学院を修了
修士号をとるために、通常2年間で演習8単位と講義22単位以上を履修し、2年目の一定期日までに修士論文を提出しなければなりません。1年目は週5科目の講義と専攻テーマの演習、2年目は講義1科目と演習に出席しながら12月までに論文を書き上げるパターンが一般的です。
働きながら大学院で学ぶことは、そう簡単ではありませんが、上手に時間割を組めれば、1年目は週2~3日、3年目は週1日の出校で済むことが可能です。
また、本研究科では、働きながら学ぶ社会人院生のために、夜間や週末、長期休暇期間中など、通常の授業期間中以外でも開講を行うシステムも採用していますので、十分単位取得は可能です。
2教職課程の専修免許状の取得
本研究科では、中学・高校に勤務し、将来教頭・校長の管理職を目指す教員のための教職課程をおいています。一種免許状を有するなど一定の条件を満たされる方が本研究科の修士課程を修了し、「教科に関する科目」24単位を修得すれば、中学教諭は「社会」、高校教諭は「公民」と「地理歴史」の専修免許状を取得することができます。
特に、「地理歴史」の専修免許状の取得は、松山大学大学院では、経済学研究科のみです。
修士1年修了カリキュラム
入学時に1年以上の実務経験のある方が、入学までの実務体験を通じたリサーチ実績レポート等を入学時に提出した場合には、審査のうえ修士を1年で修了できるカリキュラムを用意しています。
興味のある方は教務課の経済学研究科担当までお問い合わせください。
年間行事予定
4月 | ●入学式 ●健康診断(全院生) ●大学院オリエンテーション及び経済学研究科ガイダンス ●履修届提出締切 ●一般授業開始 ●博士論文題目届及び論文構成提出締切 |
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5月 | ●開学記念日(29日) ●論叢原稿提出締切 |
6月 | ●修士論文題目等締切(下旬) |
7月 | ●一般授業終了 |
8月 | ●夏季休暇 |
9月 | ●博士論文提出及び論文審査願提出締切 ●第期修士課程・学内進学者特別選抜・博士後期課程入学試験 ●一般授業開始 |
10月 | ●修士論文中間報告会 |
11月 | ●熟田津祭(大学祭) ●論叢原稿提出締切 |
12月 | ●冬季休暇 |
1月 | ●修士論文提出締切 ●一般授業終了 |
2月 | ●春季休暇 ●修士論文審査・最終試験 ●修士課程及び博士後期課程修了有資格者発表 ●第Ⅱ期修士課程・博士後期課程入学試験 |
3月 | ●春季休暇 ●修了式・学位記授与式 |
時間割
8時30分~10時00分 | 第1時限 |
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10時15分~11時45分 | 第2時限 |
昼休み | |
12時30分~14時00分 | 第3時限 |
14時15分~15時45分 | 第4時限 |
16時00分~17時30分 | 第5時限 |
18時00分~19時30分 | 第6時限 |
19時40分~21時10分 | 第7時限 |
- 電話
- 089-926-7137