2024年度秋期(講座番号:112)ハンセン病問題とは?~歴史と回復者の語りから学ぶ~
概要
この講座では、明治期に始まる日本のハンセン病政策から現在までの歴史を最初に説明する。次に、私が実際に長島愛生園や宮古南静園においてインタビューをさせていただいた回復者の方々の実際の語りから、療養所での生活と問題点を明らかにする。詩人として有名な塔和子さんや『もののけ姫』にも言及する。
講師
山田 富秋(松山大学名誉教授)
開講日時
9月25日、10月2日、10月9日、10月16日、10月23日、10月30日、11月6日、11月13日、11月20日、12月4日、12月11日、12月18日
【毎週水曜日】18時00分~19時30分(全12回) ※但し、11/27は除く
講義形式
対面形式
定員
40名
受講料
12,000円
対象
どなたでも受講いただけます。
講座スケジュール
第1回 | イントロ ハンセン病の医学とハンセン病問題の概要 |
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第2回 | 明治期の「癩予防に関する件」の歴史的背景 |
第3回 | 1931年の「癩予防法」の背景となる国家的な隔離の推進 |
第4回 | 施設としてのハンセン病療養所の歴史的変化 |
第5回 | 長島愛生園の設立と光田健輔の思想と行動 |
第6回 | 戦後の「らい予防法」の性格とプロミンの影響 |
第7回 | 長島愛生園「青い鳥楽団」創立者の近藤宏一氏 |
第8回 | 神谷文庫および外島保養院と邑久光明園 |
第9回 | 青木恵哉と沖縄愛楽園の創立 |
第10回 | 犀川一夫と光田健輔 |
第11回 | 戦後のハンセン病政策である「宮古方式」の意義 |
第12回 | まとめ 一遍上人と『もののけ姫』と塔和子 |
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