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大学案内

学長メッセージ

松山大学は1923(大正12)年に松山高等商業学校として60名の学生を迎え開校しました。その後、松山経済専門学校、松山商科大学を経て、1989(平成元)年に現在の松山大学と改称しました。2025(令和7)年に新設される情報学部を加え、6学部7学科6研究科を擁し、約6,000名の学生が在籍する総合大学となっています。また、100年の間に社会に送り出した卒業生は、約83,000人に達し、産業界、教育界、官公庁等、多彩な分野の第一線でそれぞれ活躍しています。

松山大学は創立期以来100年間、「真実」「実用」「忠実」の三つの「実」からなる校訓「三実」を掲げ、実学教育を重視してきました。「真実」は既存の「知」に満足することなく、真理を求めるために自ら学び、究め続けようとする態度、「実用」は「知」を単に知識として学ぶだけでなく、自らの生活や仕事の中に活かすべく、常に現実的な問題を念頭に置きながら学ぶ態度、「忠実」は謙虚な態度で他者と誠実に向き合い、互いの意見を尊重し共有しようとする態度を意味します。これらは、簡単に言えば、社会の変化に合わせて知識をアップデートし続け、学びを現実的な課題解決につなげ、人と人の関わりを大事にすることを提唱していると言え、今なお本学の教育活動の基盤となっています。

松山大学は2023年に、大学創立100周年を記念して「実れ、ミライ」というスローガンを掲げました。これは、学生一人ひとりが「ミライ」に向けて成長し、自分らしい「実り」を得られるように、充実した学びと学生生活を提供するという本学の姿勢を宣言したものです。また同時に、地域社会の実りある「ミライ」を共に実現するという宣言でもあります。現代社会は情報技術やAIの急速な発展に伴い、複雑な問題が顕在化しています。本学卒業生が多く活躍している四国地域も人口減少等に伴う様々な課題に直面しています。そのような中において、松山大学は、地域とのつながりの中で、学生と共に地域課題に取り組みながら、学生には学んだ知識を実践知へと変える機会を、そして地域には課題解決による成果をもたらすことを目指しています。

松山大学は、これからも「真実」「実用」「忠実」の精神を基盤に、地域社会と共に、そして学生と共に、実りある未来を創り出すための歩みを続けてまいります。学生の皆さんには、知識を深め、それを実践へと結びつけることで、新しい価値を創造する力を培っていただきたいと願っています。また、地域の皆さまには、共に地域課題に取り組むパートナーとして、引き続きご支援とご協力を賜りたく存じます。

松山大学と共に、未来を切り拓く一歩を踏み出してまいりましょう。

松山大学学長 池上真人

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