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国際交流

イギリス:カンタベリー(2008年度)

人文学部 英語英米文学科 矢野 紗由

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■長期海外研修講座への応募動機と勉強法

 長期留学は私の長年の夢でした。小学生の頃から勉強してきた英語を話すことができればどんなに良いことだろうかとずっと思っていました。3年次生の時に松山大学の学生海外語学研修助成制度を利用してアメリカで1ヶ月語学研修に参加し、その短期間で得られたことはたくさんありましたが、どうしても長期海外研修講座に参加したいという気持ちは変わらず、この講座へ応募しました。9ヶ月イギリスで生活をすれば何かしら見出すことができると思いました。
 この講座の強みは、松山大学を休学することなくそのまま参加することができることです。そして国際センター課の方が向こうの大学と繋いでくれるエージェントの役割を果たしてくれるので、お金の面で、後々現地でトラブルがあるということは少ないと思います。
 TOEFLの勉強は図書館で本を借りてしました。TOEICとは違う形式で試験時間も長いので、これは慣れるしかないと思います。松山大学に入学した時からこの長期海外研修講座へいつか応募したいと考えており、ずっとTOEFLを受験してきましたが、応募資格であるスコアを取れず悩んでいました。しかし最後の最後まで諦めずに受け続け、やっと取ることができました。
 イギリスに行く前にこれといって勉強はしませんでしたが、以前授業で使用したシェイクスピアの本やイギリス文学入門などを持っていきました。

■研修先の授業内容について
 登校初日はクラス分けのためのテストを受けます。2時間のWriting、Grammarのみのテストです。授業内容は午前と午後とで違います。午前は9時から11時まで主としてGrammarやReading、Listeningを教科書で勉強し、11時30分から12時30までBritish CultureやWritingなどを勉強します。午後の授業は選択制で2時間/日、週に6時間受けます。授業はELT、Reading club、Business English(advanced) 、Current Affair、Listening、Film Studyなどです。クラスはAdvanced, Intermediate, Primaryとあります。Intermediateはクラスが3つに分かれます。先生は皆丁寧に教えてくれますし、自分の苦手な所をもう少しやりたいというと課題を出してくれます。答えも確実に的確に返ってきます。ユーモアのある先生ばかりなのですごく楽しい授業ばかりでした。
 最初のTermは驚きの連続でした。特に文法やイギリスの文化については日本で習ったことと違うことを言われたので毎日様々なことにショックを受けていたことを思い出します。
 1Termに2回のプレゼンテーションがあり、私は日本の文化と他国のものを比べたり、日本の英語教育などについて行ったりしました。他のクラスではグループに分れ街頭調査に出てネイティブスピーカーに質問をし、その結果をプレゼンしていました。
 最後のTermではAdvancedの生徒が少なかったので午後の授業のレベルが私にとって簡単になってしまいました。そこで私はStudy Abroadという留学生対象に大学の授業を聴講できる制度を利用してLiteratureの授業を取りました。この授業を受講して良かったと思っています。3年次生でイギリス文学の授業を受けていたので分かる部分もあり、Listeningの練習にもなりました。何事もやってみましょう!

クラスメイトと

 ■衣・食・住について
 私はホームステイの朝食付・キッチン使用可の形態を選びました。大家族の家でしたが子供さんは全員、大学や仕事などでカンタベリーには居ませんでした。ホストマザーとファーザーと犬3匹、猫2匹と一緒でした。
 朝食は、何が食べたいかを聞かれ、好きなシリアルやおいしいクロワッサンを買ってきてくれることもありました。週末にはたまにBritish Breakfastを作ってくれました。あの味は2度と忘れられません!キッチンは部屋についていたので少し使い辛い点もありましたが、部屋は広く日当たりも良いので本当にくつろぐことができました。
 私はたいてい日本食を食べていました。これといったイギリスの食べ物はないに等しいのですが、readymealの種類は豊富でした。日本の食材がすべて手に入るわけではないので代用品で補っていました。お昼もお弁当を作って持っていって節約していました。学食もありますが、9月頃から全体的に高くなり、味もあまりおいしいとは言えません。飲み物をいれると5ポンドあたりしてしまいます。キッチン付きの利点はお昼ご飯も作れるし、好きな時間帯に夜ご飯が食べられ外食も好きにできることがあります。朝食・夕食付きの学生さんもいましたが、夕食の時間帯が6時半や7時と言った様に決まっているため、授業が終わった後に買い物やHigh Streetに遊びに行く時間が少ないと言っていました。
 気候は年によって違うようですが、来た当初はコートがいるかなという感じでした。いきなり暖かくなったと思ったら次の日は寒くなるというように温度差が激しかったです。  夏はちょうど休暇中で私は家で過ごしていたのですが、どうやら暑かった期間が2週間ほどあったようです。それでも、半袖を着るより長袖で過ごした期間が多かったようです。羽織るものを何枚か持っていったら良いと思います。冬は12月頃からいきなり寒くなりました。

■休日・余暇の過ごし方

ケンブリッジにて

 最初の頃は新しい生活と授業に慣れるので、いっぱいいっぱいでした。週末は家でのんびり過ごしたり、テレビを見たり、High Streetに買い物に出たりして日本と違う所を発見して驚いていました。毎週土曜日の夜にはCity Centreでglobal cafeという多国籍の人(イギリス人もいました)の集まりがあり、それに参加していました。年齢もバラバラで、色々な話をして盛り上がっています。
 イギリス内での旅行もしました。ロンドンはもちろん、ストーンヘンジがあるソールズベリー、エディンバラ、カンタベリー周辺の町などなど。湖水地方も行きたかったのですが、機会を逃してしまいました。(11月以降は寒くなるのであまりお勧めできません。北の方へ行くなら冬前に行くことをお勧めします。)
 Termの終わりや友達が帰る時期はpartyをしたり、パブに行ったりして楽しい時を過ごしました。また日本食はわりと人気なので友達に振る舞ったこともすばらしい思い出です!

■私の感じた社会について(日本との違い/比較、日本について再発見した点など) 
 生活の端々から日本との違い、アジアとの違いを発見することができました。カンタベリーは都会ではなく、宗教色の強い土地柄で、お店がたいていは6時に閉まってしまいます。日本は24時間営業のコンビニエンス・ストアがあったり、夜遊ぶ所があったりするのですが、イギリスはパブやクラブしか開いていません。
 テレビが部屋についていたので、いつもBBCニュースや様々なテレビ番組を観ていたのですが、びっくりすることがたくさんありました。ニュースからはイギリスが何に重きを置いているのかが分かりました。イギリスに行く前に、イギリスはまだまだ階級社会だと聞いていたのですが、目に見えるほど階級社会だと思うことはありませんでした。興味を持っていたイギリス王室は、日本の皇室とは温度差があるなと感じました。当たり前のように日本のことなど一切でません。麻生首相が就任した時も1回報道されたか、されなかったくらいのものです。日本が中国や韓国についてよく報道するように、イギリスはヨーロッパなのでEUについての報道が主でした。考えれば当たり前なことですが、イギリスに行って生活しないと気づかないことがたくさんあるのだなと実感しました。

■この研修で得たもの・学んだもの
 はっきり言えることはイギリスで研修をすることができて本当によかったということです。後悔は微塵もありません。この研修で得たことは数え切れないほどあります。
 イギリスに来た当初、一番驚いたことは日本で勉強してきた文法と授業で勉強した文法とが違うことです。ずっと違いが分からなかった「時制」が理解できた時は最高にうれしかったです。日本では習わなかったフレーズやニュアンスの違いも知ることができました。また、特に克服したかったのは発音でした。前回、松山大学の学生海外語学研修助成制度でアメリカに行った時に言われたのがRとLの発音でした。今回はそれを何が何でも直して帰ろうと思っていました。先生もずっと注意してくれましたが、新たにTHとSHの発音も直されました。そのおかげで発音はよくなりました。それでも最後までずっと直されていました。
 イギリスの時事や文化についても知ることができましたが、一番の目的であった自分の英語力を伸ばすことができ、それが満足のいくものであったことを本当にうれしく思います。毎日が新しいことの発見で、授業がとても楽しかったです。

■後輩へのアドバイス・参考になった文献紹介
 『地球の歩き方(イギリス編)』を持って行きました。ヨーロッパを旅行するならヨーロッパ編も持って行った方が役に立つと思います。私の場合、現地で友達にもらいました。旅行先の情報(観光名所、マナー等)は知っておいて損はないと思います。テレビを見たり新聞を読んだりする日々の過ごし方で知識が広がると思います。
 カンタベリーで日本食が手に入りにくくなっています。お米や寿司海苔、わさび、しょうゆ等はTESCOにありますがその他のものはロンドンのJAPAN CENTREに行って購入しないと手に入りません。私は日本食が好きなので親にふりかけやレトルトカレー、牛丼、ラーメン、味噌汁、コンソメやダシなどの調味料を送ってもらいました。あって助かるものはダシやお好み焼きに必要な青海苔やソースです。日本食は人気ですので巻き寿司やお好み焼きをよくみんなに作っていました。
 ありきたりな言葉ですが日本についてよく知っておきましょう。歴史や時事、文化などなど。授業中に「じゃあ日本はどうなの?」とよく聞かれます。死刑制度や、ビザ、就職、政治、歴史など深い話をよくします。その時に自国について知っているかということを問われると思います。知らないことを聞かれたら後で調べるなどして、次に聞かれたらきちんと答えられるようにしておいたら良いと思います。

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