(講座番号:101)「源氏物語」を楽しむ ―「賢木」・「花散里」の巻を読む―
概要
「源氏物語」の美しい文章を音読し、語られている内容を理解することによって日本の古典のすばらしさに触れていただきま す。伊勢下向を決意した六条御息所との野の宮の別れ、藤壺の出家、朧月夜との密会などの名場面を描いた「賢木」。源氏が麗景殿の女御、花散る里を訪れる味わい深い掌編「花散里」を読みます。
講師
武内 哲志(松山大学非常勤講師・高齢者大学講師・松山坊っちゃん会会長)
開講日時
5月11日、5月18日、5月25日、6月1日、6月8日、6月15日、6月22日、6月29日、7月6日、7月13日、7月20日、7月27日
【毎週火曜日】10時15分~11時45分 (全12回)
講義形式
対面形式
定員
30名
受講料
12,000円
対象
初級から上級まで、古典に親しみたい方、源氏物語を読んでみたい方(今回初めての方も歓迎します。)
講座スケジュール
第1回 | 導入―六条御息所、伊勢下向を決意―源氏、御息所を野の宮に訪ねる |
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第2回 | 野の宮の暁の別れ―伊勢下向の日、斎宮と歌の贈答―御息所、斎宮に付き添い参内―伊勢に出発 |
第3回 | 桐壺院崩御―藤壺、三条の宮に退出―諒闇の新年 |
第4回 | 朧月夜、尚侍となる―紫の上の幸福―朝顔の君斎となるー右大臣家の専横―朧月夜と密会 |
第5回 | 藤壺、源氏の懸想を恐れる―源氏、藤壺に近づく―翌晩再び藤壺に迫る―悲嘆の源氏自邸に籠もる |
第6回 | 藤壺出家を決意―東宮と別れを惜しむ―源氏雲林院に籠もり、紫の上と贈答―朝顔斎院との贈 |
第7回 | 源氏二条の院へ帰る―紫の上との語らいー藤壺に紅葉を贈る―帝と語る源氏―頭の弁の風刺 |
第8回 | 藤壺のお前で歌を詠み交わす―朧月夜、源氏に消息―桐壺院の一周忌―藤壺の出家 |
第9回 | 藤壺出家後の源氏―新年、三条の宮に参る源氏―源氏方の人々の不遇―左大臣辞任 |
第10回 | 三位の中将、源氏と親しむ―朧月夜との密会―右大臣に見つけられる |
第11回 | 弘徽殿の大后の立腹―「賢木」読後の感想を話し合う―「花散里」の導入 |
第12回 | 麗景殿の女御を訪う―途中、中川の女と歌を詠み交わす―麗景殿の女御と昔語り―花散里と語らう―読後の感想を話し合う |