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社会連携・生涯学習

2016 日本酒普及プロジェクト

連携先 高松国税局
日本酒へのなじみを作り、健全な飲酒・日本酒文化を発展させるためにセミナーや酒蔵見学などを実施。
最終的には酒蔵紹介パンフレットを作成します。

日本酒普及プロジェクト 松大生お手製『酒蔵紹介パンフレット』完成!!

平成28年度の日本酒普及プロジェクトにおいて、酒蔵紹介パンフレットが完成しました。

平成28年10月にお伺いした成龍酒造株式会社、株式会社八木酒造部、梅錦山川株式会社についての紹介パンフレットです。それぞれの酒蔵のお特徴が学生の目線で、そして学生のことばで紹介されていますので是非ご覧ください。

成龍酒造株式会社
株式会社八木酒造部
梅錦山川株式会社

2016年10月22日(土曜日) 梅錦山川株式会社見学

10月22日(土曜日)最終回となる今回は四国中央市の梅錦山川株式会社を訪問した。営業部長の森安芳勝氏、醸造部の松井員仁氏が出迎えてくださった。
 最初に会議室で梅錦の酒造りに関するビデオを見た後、玄関前の杉玉についてご説明いただき、いよいよ酒蔵見学がスタートした。

建物から建物への移動の際、小川が流れていたり、エレベーターが備わった建物もあったりと、とても規模が大きいことに驚いた。お酒造りに必要な機械や、円滑に業務を遂行するための道具を手作りしていることなどを知ると、改めてお酒造りは大変な作業の積み重ねから成り立っていることを実感した。

最後に再び会議室に戻り、質疑応答を行った。
 3回の蔵元訪問を通じて日本酒について以前よりなれ親しむことができ、貴重な体験となった。

<学生の感想>

  • 仕込みを担当している人は住み込みで働いていると聞いてとても大変な仕事だと思いました。
  • 「できるだけひとりを見つめた酒造り」で、酒の種類も多く自分にあった酒を見つけることができると思いました。
  • 変わった名前のお酒がたくさんあったが一般の人からも募集していると仰っていたので、なにか考えてみようかなと思った。
  • 飲む前に香りを楽しみ、飲んで鼻に抜ける香りや、のどごしなどを楽しむ「利き酒」のことも少し教えてもらうことができ、よかった。

 今後、当プロジェクトでは各酒蔵紹介パンフレットを作成していく。

2016年10月15日(土曜日) 株式会社八木酒造部見学

山丹正宗と大きく書かれた建物にある八木酒造部は、幕末に創業、今治で唯一残る酒蔵である。
 社長の八木伸樹さまに案内していただきながら、大きな蔵内を見学した。
 途中、越智杜氏の流れをくむ二人の杜氏さんと対面。学生からは「目指しているお酒のイメージは?」「酒造りの難しさは」などの質問があった。

すでに仕込みに入っている途中で、わざわざ自分たちのために出て来てくださったらしく、学生も「酒造りをしている人」の具体的なイメージが持てたようだ。
 また八木伸樹さまから、蔵の歴史とともに新しい試みである「ワイングラスで楽しめる日本酒」の説明を受けた。ワイングラスで楽しめる日本酒に取り組んでいるのは、単に流行だからではなく、洋風・和風・中華風と多様化している食事に合わせて、日常的に楽しんでもらえる日本酒を目指してのことだという説明に、驚きながらも納得する学生が多かった。ラベルへのこだわりにも、伝統を守りながらも変化を続ける姿勢が表れており、学生たちも、改めてラベルの文字やデザインに目を向け、試飲用の瓶だけでなく、見本の瓶も手に取ったり、写真に収めていたりした。

<学生の感想>

  • 徹底した温度管理を建物全体を冷やすことによって行っているのには驚いた。
  • 改めて酒造りは繊細で大変な作業であり、奥が深いと感じた。
  • 地元のお米、地元の水(高縄山の伏流水である井戸水)を使って地酒の独自性を大切にしていることがわかりました。
  • 現在の洋食が多い食生活に合うワインっぽい日本酒や若い人がワイングラスで飲めるような日本酒を造っていると聞き、それなら日本酒が苦手な人でも気軽に飲めるようになるのではないかと思い、私も飲んでみたいと思った。

 次回は2016年10月22日(土曜日)梅錦山川株式会社の見学です。

2016年10月8日(土曜日) 成龍酒造株式会社見学

10月8日(土曜日)今回は初回の酒蔵訪問ということもあり、緊張感が和らがないまま、バスは西条市の成龍酒造株式会社に到着した。常務取締役の首藤英友氏が笑顔で出迎えてくださった。
 まず最初に入った店内がとても雰囲気があり、照明にまで気を配っている空間であることに驚いた。2012年にリノベーションされているということだったが、古さと新しさのバランスが絶妙で大変よかた。その素敵な空間にて具体的なお酒造りの流れについてお話を伺ったあと、酒蔵を案内していただいた。いろいろな機械や装置を実際にご案内いただきながら、「櫂棒(かいぼう)」と呼ばれる道具を持たせていただいたが、かなりの重さであることに驚いた。酒造りの厳しさを感じた場面でもあった。
 見学後、多くの質問が発せられ活発な質疑応答の時間が持てた。掲げられた数々のことばの看板から蔵の方々の想いが伝わってきて感銘を受けた。

<学生の感想>

  • 夏課題でお酒の勉強をしたがしっくりこない部分が多かったが、実際に酒造に訪問してわかる部分が増えたので良かった。
  • 小規模の蔵のため従業員も多くはないなかで、地域の人からだけでなく県外の人からも愛される日本酒を作ることがいかに困難か学ぶことが出来た。
  • お酒造りに携わるのに、まずは造り手のチームワークが大切だということを「和醸良酒」という四字熟語から学んだ。
  • 出荷先の方と直接顔を合わせるなど繋がりを大切にしている。
2016年9月23日(金曜日) 初回講義

樋又キャンパスH4F教室にて日本酒普及プロジェクトの初回講義が行われた。
講義には、愛媛県松山市にある桜うづまき酒造株式会社専務取締役 篠原靖典様と内子町にある千代の亀酒造株式会社取締役 亀岡晶子様2名に講師としてお越しいただいた。

篠原様は主にお酒のつくりについて講義頂いた。本などを事前に読んで日本酒について学習してはいたが、実際の写真を見ながら、説明していただいたことで、日本酒ができるまでの工程について具体的なイメージが湧いてきた。また、蔵のある松山市八反地(旧北条市)周辺についての写真もたくさん紹介していただき、田園風景の中にどっしりと佇む歴史ある蔵に思いを馳せた。
 亀岡様は蔵の歴史、経営、販売戦略についてお話いただいた。2016年創業300年を迎えたとのことだが、先代からの思いを引き継ぎながらもさらに新たな取り組みを続け、新しい消費者層へのアピールを積極的におこなっている姿勢に感銘を受けた。

その後質疑応答などを行い、日本酒に対する理解を深めることができた。
 特に時間をかけて説明してもらったところなどを忘れずに、今後訪問する3回の蔵元訪問を有意義な価値あるものにしたいと思った。

1.プロジェクトの概要

このプロジェクトは、若者が日本酒の持つ魅力や酒造りの文化に親しみを感じ、愛媛県における蔵元、そして日本酒に近づけるよう、実際に蔵元を訪問し、最終的には、各酒蔵紹介パンフレットを作成する。
 また、インタビュー等のまとめを通じて、文章表現力やプレゼンテーション力を養い、様々な現象を通じて、経済学の基本的考え方や社会の見方を学んでいく。

2.今後の蔵元訪問(予定)
  1. 日程:10月8日(土曜日)
    場所:成龍酒造株式会社(西条市周布1301-1)
  2. 日程:10月15日(土曜日)
    場所:株式会社八木酒造部(今治市旭町3丁目3番地-8)
  3. 日程:10月22日(土曜日)
    場所:梅錦山川株式会社(四国中央市金田町金川14)
このページに関するお問合せは下記までお寄せください。
社会連携事務室
電話
089-926-8246
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