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2017年10月16日
プレスリリース社会連携在学生の方社会人の方

働きやすい職場づくりをともに考える―ひめボス推進・働き方改革セミナー―

平成29年10月12日(木曜日)、本学樋又キャンパスにて、第1回ひめボス推進・働き方改革セミナーが開催され、学生や地域住民合わせて217名がともに働きがいのある職場環境の整備について考えた。
 これは、本法人が平成29年8月4日(金曜日)に愛媛県版イクボス「ひめボス」宣言を行ったことを契機に、愛媛県と協力して本取り組みを社会に広く普及・浸透させていくために行う啓発活動の一つとして開催されたもの。

始めに、愛媛県県民環境部から愛媛県の働き方改革の取り組みと愛媛県版イクボス「ひめボス」宣言について、「ひめボス」の紹介、導入するメリットの説明が詳細になされ、講演に入った。

第一部として、本学経営学部の麓仁美准教授から「働きやすい職場を科学する」と題した講演が行われた。働き方改革が求められる背景、変化する若年者の働くことへの意識、ワーク・ファミリー・コンフリクト(=WFC:仕事と家庭を両立しようとする際に生じる葛藤のこと)を引き起こす要因などについて説明がなされた。また、日本で仕事と家庭の両立がなかなか進まない現状、WFCを低減させるには企業が制度を導入して終わりではなく、上司・職場の理解や配慮が不可欠である、など研究面から分析されたデータに基づいて、仕事と家庭の両立の問題についてマネジメントできる可能性を紹介した。また、学生に向けて事前に両立の難しさを知り、就職活動時には、それを良く理解した上で、WFCが起こりにくい職場環境が整う企業であるかも選択基準に持っておくことが大切であると提言した。
 続いて第二部では「『はたらくを楽しむ』ためのプロローグ―運を味方につける10のコツ―」と題した講演が愛媛県ひめボス講師でもある株式会社エス・ピー・シー常務取締役の横山ぬい氏(本学人文学部卒)より行われた。自身の経験を交えながら、受け身になりがちな労働スタイルからの脱却に向けて、率先して働きたいと思える職場環境の整備に努め、やがては自己実現の達成ができる能動的な労働スタイルとなるように、職場全体が努めていく必要があると説明した。また、働き方改革は、職場における人づくり改革につながり、やがては一人ひとりの生き方改革に必ずつながっていくと説いた。
 本セミナーは来年2月にも実施予定となっている。本学は引き続き愛媛県と協力して、ひめボス推進及び働き方改革の啓発活動に取り組んでいく。

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