
自分の未来を、拓く―成功と失敗を重ね、前に突き進む―
多発する自然災害、混沌とする政界、揺れ動く世界情勢…
学生たちを取り巻く環境は、激動の時代であると言って過言ではないだろう。
それでも彼らは自分のなかに揺るぎない芯をもち、
成功と失敗を重ねながら、前に突き進んでいく。
そうして積み重ねた経験が、やがて未来を切り拓く力になる。
成功も失敗も、一つひとつの経験を糧に
激動の社会へ立ち向かう力を養っていく

NHK松山放送局がそばにある堀之内公園にて。社会を見つめ、早く、正確かつ心に響く情報を紡ぐことが彼の仕事になる。
私がマスコミ業界を目指したきっかけは、東日本大震災。親戚が宮城県に住んでおり、現場の状況が分からず、安否も分からない不安なときに日本放送協会(NHK)のニュース番組を見て、状況を把握することができました。また長期に渡って震災のニュースを取り上げ、今起こっていることを訴え続けてくれました。未曾有の災害から不安を取り除けるのは、正確で即時性のある情報を常に発信できるこの業界しかないと感じたからです。
課外活動では新入生歓迎実行委員会に所属し、新入生が入学してからの不安を取り除いたり、親睦を深めたりするためのイベント等、企画から実施まで学生部指導のもと、学生中心で行いました。知っている立場から、知らない人へ伝えるにはどうしたらいいかを学ぶことができ、自分で考えて実行する力も身についたと思います。
就職活動を意識したのは3年次の12月頃からで、マスコミ業界に就職している先輩方に相談し、厳しい経験からの叱咤激励をいただきました。また県外へ出る際の出費が正直大変でしたが、就職支援交通機関・宿泊施設の利用補助があることを知り、活動に集中できて非常に助かりました。たくさんの方々からのバックアップを受けて臨んだ活動ですが、書類選考で落とされることも多々あり、面接で浅い回答をしてしまって後悔する日も。そんなときは良い経験をさせていただいたと気持ちを切り替え、自分について見つめ直すポジティブな機会としました。
一つひとつの失敗を見過ごさず、見直しを積み重ねていくことが自分の力になったと思います。そうして私は第一希望である日本放送協会(NHK)から「映像制作」という職種で内定をいただくことができました。入社後は、ニュースの正しい情報やドキュメンタリーの本質を分かりやすく人々に伝えられるジャーナリストになりたい。どんな映像が視聴者の心に響き、考えていただけるかを常に考えながら仕事に取り組める社会人になりたいです。
人文学部社会学科4年次生・日本放送協会 内定
齊藤 正廣 さん(森岡 千穂ゼミ)
- 電話
- 089-926-7140